動物専門学校とは(読了時間:5分13秒)

動物についての専門的な勉強ができる動物専門学校。

そこでは、いったいどのような授業が行われており、卒業後はどのような道に進んでいくことができるのかはあまり知られていないかもしれません。

このページでは、そんな動物専門学校について紹介していきます。

動物専門学校とは

動物専門学校では、将来、動物に関わる職業・仕事に就くための勉強をすることができます。

全国にいくつもの動物専門学校がありますが、その多くはいくつかの学科・コースが設けられていることが多く、おもに「動物看護」「動物美容(トリマー)」「トレーニング(ドッグトレーナー)」に関連する知識・技術を学べます。

動物やペットに関わる職業・仕事はたくさんあり、「トリマー」や「ドッグトレーナー」など、関連するさまざまな資格取得を在学中に目指すこともできます。

また、専門学校によっては、たとえば動物看護師統一認定機構が実施する「認定動物看護師」の受験資格を得ることができるなど、特定の資格試験の基準を満たします。

どのような資格の取得を目指すことができるのかは、動物専門学校によっても異なりますので、事前に調べておくとよいでしょう。

動物専門学校で勉強すること、授業科目

動物専門学校では、大きく分けて「トリマー」「動物看護師」「ドッグトレーナー」という3種類の職業・仕事に就くための学科やコースを置いているところが多いです。

トリマー関連の学科・コースであれば、犬や猫の健康を守るためのお手入れ方法や、毛並みを美しく揃えるカット技術、さらに皮膚、爪、耳などを含めた全身のケアを学んでいきます。

動物看護師関連の学科・コースでは、物健康管理や動物栄養学、動物感染症学といった動物看護の基本から学び、動物看護の場で求められる実践力を磨いていきます。

ドッグトレーナー関連の学科・コースでは、動物の習性や行動を基礎から応用まで学び、犬が人間社会で生活していくうえで必要なルールを、犬と飼い主の両方に教えられる知識と技術を身につけます。

また、これらのことを総合的に学べる学校もあります。

校外実習も積極的に行われており、動物病院、ペットショップ、水族館、動物園、犬の訓練所など、さまざまな場所で、普段学んでいる内容に準じた実習を経験し、実践力を身につけていくことができます。

動物専門学校から目指せる職業・仕事

動物専門学校で学ぶ人たちは、卒業後に以下のような職業・仕事に就くことを目指していきます。

・トリマー
・動物看護師
・ドッグトレーナー
・アニマルトレーナー
・飼育員
・ペットショップスタッフ
・ペットショップオーナー
・警察犬訓練士、災害救助犬訓練士
・犬の幼稚園
・犬のしつけ教室

など。

動物専門学校で学べることは多岐にわたり、細かい専攻に分かれている学校であれば、ドルフィントレーナーや水族館・動物園飼育員を目指したり、野生動物保護などに携わるための勉強を専門的にできるような学校もあります。

同じ動物専門学校でも、学校ごとに勉強できる内容が変わってくるため、将来どのような仕事がしたいかをイメージしたうえで学校選びをしていくとよいでしょう。

動物専門学校の学費、費用

動物専門学校の多くは、「昼間部・2年制」となっています。

学費には授業料、施設設備費、実習費が含まれるのが一般的で、学校ごとに異なりますが、年間で100万円~150万円程度がボリュームゾーンとされ、初年度は入学金としてプラス10万円~30万円程度必要になることが多いです。

卒業までの学費の合計は、200万円~300万円程度となるでしょう。

学費以外には、教科書・教材代、資格取得費、実習に使用する道具代などがかかり、これらは年間で10万円~20万円程度必要になることが多いようです。

夜間の学校は昼間部よりも学費が安くなることが多いですが、夜間部のある動物専門学校は数が少ないので注意が必要です。

なお、特定の条件を満たせば、奨学金や教育ローンなどの学費サポート制度を利用しながら学ぶことも可能になります。

動物専門学校の就職先、就職率、卒業後

動物専門学校を卒業した人たちのおもな就職先としては、ペットサロンや動物病院、ペットショップのほか、動物園や水族館、ドッグカフェやしつけ教室などまで多岐にわたります。

ペットビジネス関連の企業や、動物が生きる場所が中心となるものの、近年では福祉の場などでもアニマルセラピーのように動物の持つ「癒やし」の心理的な効果が活用されるようになっています。

ドッグトレーナーなど、一部の職種では求人や就職先の数があまり多くないといわれるものもありますが、動物の専門的な知識・技術を持つ人の活躍の場は、以前よりも広がっているといえるでしょう。

動物専門学校の入試、志望動機、面接

動物専門学校には動物好きな人がたくさん集まってきますが、動物専門学校を受験する際に大事にしておいたほうがよいのは、将来自分がどのような仕事に就いて、どうなりたいのかを明確にすることです。

その理由は、動物専門学校での勉強は、ただ動物やペットを可愛がるだけではなく、動物のスペシャリストとして必要な専門的な知識と技術を基礎から学び、将来的には動物ビジネスやペット産業などで活躍できる人材を目指すことを目的としているからです。

動物専門学校の入試では、書類審査、筆記試験、面接などが行われることが一般的で、なかでも面接はどのような入試区分においても実施されることが多いです。

面接では、自己PRや志望動機を中心に問われるでしょう。

それほど難しい質問は普通ありませんが、これまで頑張ってきたことや、自分の長所・短所、目指す職業に就くために何を頑張りたいかなどについては、考えて答えられるようにしておくとよいでしょう。

動物専門学校のオープンキャンパス

動物専門学校では、各学校が趣向を凝らしたオープンキャンパスを実施しています。

一般的に、オープンキャンパスでは学校説明会や入試相談会が行われており、体験授業が受けられる場合には、実際に動物専門学校で行われる講義や実技などの授業を体験することができ、入学後にどんな勉強をするのかイメージできる内容となっています。

実際に気になっている学校へ足を運ぶことで、パンフレットやホームページだけではなかなか見えない部分を見ることができ、本当にその学校が自分に合うかどうかチェックすることができるでしょう。

学校によっては、オープンキャンパスへの参加は事前申し込みが必要になりますので、ホームページなどで最新の情報を確認してください。

夜間の動物専門学校

動物専門学校のなかには、「夜間部」を置く学校があります。

夜間部では18時頃から21時頃にかけて授業が行われ、1日の授業時間数は2コマあるいは3コマとなることがほとんどです。

夜間部は、昼間に仕事をしながら勉強をして転職を目指す社会人や、大学などとのダブルスクールで勉強をしたい学生なども通いやすいことがメリットですが、動物専門学校の場合、夜間部のある学校の数は少ないため、進学先の選択肢はきわめて限られてきます。

また、昼間部とは授業科目や実習内容などが異なる場合もありますので、各学校のカリキュラムをよく確認してください。

動物専門学校では、人気のトリマーやドッグトレーナーをはじめ、動物と関わるさまざまな職業・仕事に就くための専門的な勉強をしていくことができます。

動物専門学校によって、具体的に学べる内容や将来目指せる職業には多少違いがありますので、カリキュラムなどを比較しながら自分に合う学校選びをしましょう。

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