養護教諭の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

養護教諭を目指すきっかけで多いものは?

養護教諭を目指す人の多くが、これまでに出会ってきた養護教諭との間に何らかの思い出を持っているようです。

たとえば、病気やケガで保健室を訪れた際に、優しく手当てをしてくれた養護教諭の姿が印象に残っていたり、学校で嫌なことがあったときに保健室の先生が話を聞いてくれて楽になったりした、といった内容です。

また、最初は「看護師」や「保健師」を目指していた人が、勉強を続けるうちに教育現場で子どもたちの心身の健康を守る職に就きたいという気持ちになり、養護教諭を目指すケースもあるようです。

養護教諭の志望動機の考え方

自分が出会った養護教諭がきっかけでこの仕事を目指すのであれば、まずは養護教諭のどんなところに魅力を感じたのかをイメージしてみるとよいでしょう。

養護教諭とのエピソードだけでなく、なぜその先生に心惹かれたのか、なぜその先生はあなたにそのような支援をしてくれたのかなど、理想とする養護教諭について掘り下げてみることが重要です。

もし看護師など別の職業から養護教諭を目指す場合には、大学や短大を卒業してすぐに養護教諭を目指す人よりも、社会経験を積んだ分だけ視野が広くなっているでしょうし、社会人として基本的なルールやマナーも身についているはずです。

それまでの経験を基に、教育現場でも児童・生徒や他の教員を健康面からサポートしたいというような志望動機を作ってくとよいでしょう。

養護教諭の志望動機の例文

養護教諭との思い出がきっかけで目指す場合の例

「私は幼少期からあまり体が強くなく、小学校の頃、しばしば保健室を訪れていました。

そのたびに「お腹が痛い」「体が熱い」など、いろいろな症状を訴えましたが、当時の養護教諭はいつも優しく私の話を聞いてくれ、不安にならないように声掛けをしてくれました。

また、授業になかなか出られない時間が続いたときには、担任の先生にも適切に情報共有をしてくれたおかげで、安心して学校生活を送ることができました。

この養護教諭の存在は、まだ幼かった私にとって本当に心強く、非常に印象に残りました。

その後、成長する過程で私も養護教諭となり、子どもたちの健康と安心を守れるようになりたいと強く思うようになりました。

子どもたちを取り巻く環境も変化し、いろいろな問題が取りざたされている現代社会だからこそ、私は一人ひとりの子どもと心を開いてしっかりと向き合い、子どもたちが希望を持てるような養護教諭を目指していきたいと考えています。」

看護師から養護教諭を目指す場合の例

「私は高校時代から看護師になることを志し、看護学校を経て、大学病院で5年働いておりました。

そこでは小児科を担当する時間が長く、未来ある子どもたちとたくさん接してるなかで、病気やケガを抱える子だけではない、健康な子も含めた子どもたちの健康を守ることに挑戦したいと考えるようになりました。

もともと大学時代から教育の分野にも興味があり、看護師として培ってきた知識を生かした養護教諭として子どもたちに関わりたいと考えたのが、この仕事を目指したきっかけです。

私は、これまでに身につけてきた医療に関する専門知識や看護の技術を最大限に生かしながら、一人ひとりの子どもの個性や特徴をしっかりと見極め、温かな心と冷静な判断力を持った養護教諭になりたいと考えております。」

養護教諭の面接で聞かれること・注意点

面接の形式を調べておく

養護教諭の採用試験は自治体によって内容が少々異なります。

面接については、個人面接の場合もあれば集団面接の場合もあり、さらに集団面接では「討論」が行われる場合もあります。

実際、ある都道府県の一次試験では討論形式の集団面接が行なわれました。

そこでは養護教諭としての「使命感、責任感、社会性等を中心とした資質について判定」されたそうです。

次に、二次試験では同じく討論形式の集団面接と、模擬授業を含む個人面接が実施されています。

この面接では「教育に対する情熱と使命感、課題解決能力、豊かな人間性等を中心とした資質について判定」されたとのことです。

受験予定の自治体の面接の内容を調べておき、それに加えて、大学などで志を同じくする友人と練習してから臨むと、当日の緊張感が和らぐでしょう。

面接で問われることは?

教員採用試験の面接では、質問内容がある程度、決まっています。

自分が受験する都道府県だけでなく、他の地域の過去問題も調べて、一問一答で自分の考えを文章化しておくと安心です。

たとえば、「あなたが養護教諭を目指した理由は?」「養護教諭に必要なものとは?」「養護教諭としてどのような保健室運営をしたいか」などは、基本的な質問です。

また、「子どもからいじめの訴えがあったとき、まず最初にどのように対処するか」や「保健室登校の児童にどのように接するか」、「問題を抱える生徒の担任と、どのように連携するか」など実際の教育現場で養護教諭が直面している事柄についても、自分の考えをまとめておきましょう。

養護教諭の自己PRのポイント

養護教諭の採用試験で自己PRをする機会があれば、積極的に自分の良いところや強みを伝えましょう。

しかし、やみくもに思ったことを述べればいいわけではなく、「いかに養護教諭の適性があるか」をアピールする心がけが重要です。

養護教諭の採用試験では、筆記試験で基礎的な能力が試されるだけでなく、面接などの場を通して受験者がどれだけ真剣に、また情熱を持ってその職について考えているか、ということが判断されます。

試験の準備の一環として養護教諭を取り巻く状況を自分なりに整理し、問題点や意見をまとめておけば、面接を突破できる可能性が高まるのはもちろん、実際に採用されて保健室運営を任されたときにも落ち着いて対応できます。

どれだけ鮮明に「養護教諭として子どもたちを支援する自分」をイメージできるかがポイントになるといえるでしょう。

養護教諭の履歴書で気をつけるべきことは?

公立学校の教員採用試験を受験する際には、基本的に一般的な履歴書の提出は求められていません。

ただし、出願の際に所定の受験申込書を提出する必要があるため、募集要項の内容に沿って正しく、丁寧に記載するようにしましょう。

なお、最近ではインターネットを使った電子申請が主流となっています。

私立学校の教員採用試験を受ける場合には、いわゆる履歴書の提出が求められる場合があります。

形式は学校によって異なりますので、注意事項をしっかりと呼んで、間違いのない形で提出することが最重要です。