Webデザイナーのつらいこと・大変なこと・苦労
Webデザイナーのつらいこと・大変なこと
納期に追われて多忙になる
Webデザイナーは、抱えている案件の状況によって忙しさが変わります。
いくつもの案件が同時並行で進むこともあれば、ボリュームのある仕事を短納期で依頼されるケースもあります。
また、Web関係者は職人気質で「妥協した作品を世に出したくない」という人も多いため、こだわりから制作に時間がかかることもしばしばです。
こうしたなかで納期を守ることは簡単ではなく、残業や休日作業なども含め、心身をすり減らしながら仕事をすることも出てきます。
QCD(品質・コスト・納期)の改善はスタッフ間の連携も大切であるため、個人の頑張りではどうにもならないことも多く、負担を感じることもあります。
制作物が思うように評価されない
Webデザイナーは、個々のスキルやセンスが制作物にハッキリと出る仕事です。
デザインは見た目の美しさや統一感などが重視されますが、Webサイトの場合、それに加えてどれだけのユーザーが訪れたかや、成果が上がったかなどを数字で評価されます。
そのため、自分で最高の仕事をしたと思っても、厳しい評価を受ける場合もあり、つらい気持ちになってしまうことも多いです。
ときには納得のいかない理由で低く評価されることもありますが、Webデザイナーの仕事は基本的にクライアントありきの仕事です。
個人のこだわりや表現にこだわらないよう注意しつつ、Webデザイナーとして、できるだけ相手の要求に応えられるスキルを身につけていくことが重要です。
Webデザイナーの悩み
Webの世界は流れが速い
Webの世界は流れが速く、技術や流行の変化が激しいため、Webデザイナーも常に新しいことへの対応が求められます。
ただ、若い頃は問題がなくとも、年齢を重ねるうちに感覚が鈍ったり、学習がついていかないと感じたりする人も多いです。
そのため、効率のよい学習方法を自分で探したり、情報や技術をシェアできる仲間を作っておくとよいでしょう。
なかなか待遇が上がらない
企業に勤めるWebデザイナーは、実力や実績によって待遇が一気に上がるといったことはそれほど多くありません。
これは、企業が請け負う案件の中からWebデザイナーの取り分が決まるからです。
案件規模や関わるスタッフの数などさまざまな要因で売上への貢献度が変わり、制作の出来栄えがそのまま待遇につながるわけではありません。
ただ、仕事量に対して待遇が見合わないと不満を感じてしまう人もなかにはいるようです。
Webデザイナーを辞める理由で多いものは?
制作を続けることに限界を感じたから
Webデザイナーの世界は実力主義の色が濃いため、体力的につらい、評価される制作物ができないなど、自分の限界を感じることがあります。
このような場合、職場を移って心身が楽な会社で制作を続けるか、もしくはWebデザイナーをやめて別の職種で働くかを選ぶのが一般的です。
会社によって、雰囲気や育成方法、管理体制などは異なるため、職場を変えることで改善できる可能性もあることは覚えておくとよいでしょう。
職場が合わないと感じたから
Webデザイナーはよほど小さい企業である場合を除けば、Web制作工程の一部分だけを担当します。
制作全体ではデザインのほかにも営業や企画、管理、コンテンツ作成、コーディングなどさまざまな要素が必要で、自分のイメージと合わない制作物になることも少なくありません。
「デザイン」という繊細なものを扱うだけに、チームや上司の目指す方向性や感性が合わないと感じると、仕事を辞めたいと感じるWebデザイナーもいます。
また、他の仕事と同じように人間関係が合わないと感じて辞める人もおり、自分に合った職場を探せるかは働く上で大きなポイントといえます。