通関士試験は独学で合格できる?

通関士を独学で目指す人はいる?

通関士試験に学歴や年齢、実務経験など一切の受験制限はありませんので、独学で目指す人はいます。

参考書や問題集も書店などで販売しているため、それらを活用する方法もあります。

また、一度試験を経験しており再チャレンジを目指す人などはある程度内容が分かっているため独学で目指す人もいるかもしれません。

また、通関士試験はすべてマークシート形式で行われるため、文章添削などを受ける必要性もなく、問題の意味と正解を正しく理解できれば独学でも合格することは可能でしょう。

ただし、貿易に関する専門用語や法律などの試験科目もありますし、それらの内容をしっかり理解する必要はあります。

独学の学習で求められるスキルは?

通学や通信講座はカリキュラムや進め方が決まっているため、それに沿って学習を進めれば徐々に理解度も増すようになっています。

しかし独学の場合は当然、学習する内容や順序、試験までの計画をすべて自分で行わなければならず、かなりの自主性が求められます。

具体的には、

・効果のある参考書、問題集を自分で選ぶことができる
・学習スケジュール管理ができる
・参考書の内容が理解できる
・得意と不得意を見極め、弱点を克服する対策が自分でできる

などのスキル・ノウハウを持っておかなければなりません。

いくらマークシート形式の試験とはいえ、あてずっぽうな答え方ばかりで万が一合格してしまったら実務で苦労するだけでなく、クライアントや在籍する会社に多大な迷惑と損害を与えかねません。

独学の学習方法は?

学習方法は人それぞれ、効果的なやり方があり一概には決められませんのであくまでも一例として紹介します。

通関士試験は「通関業法」「関税法等(関税法、関税定率法その他関税に関する法律、および外国為替、外国貿易管理法)」「通関書類(通関書類の作成要領、その他通関手続の実務)」の3科目に分けられています。

「通関業法」「関税法等」は基本的に暗記することが対策となるため、とにかく参考書を読み込み、何度も問題集をこなすなどの反復学習が効果的かと思います。

一番問題なのは「通関書類」だといわれています。

用語や法律を理解していないとそもそも問題の意味も分からないでしょうし、税率計算や表の見方、書類作成方法などもマスターしていなければまず正解できません。

しっかりと「通関業法」「関税法等」を覚えるのはもちろん、結局は過去問題や問題集を繰り返し行うしか方法はないでしょう。

独学のメリット・デメリット

独学で通関士試験対策をする際のメリットは、自分のペースで行える点とコストを抑えられる点です。

自分で計画を立て効果的な学習方法を身に付け、試験内容の傾向を正しく分析できれば市販の問題集や税関で公開している過去問題集をこなすだけでも合格することは可能でしょう。

通信講座も自分のペースで行えますが、少なくても5万円のコストはかかるためその出費はなくなります。

反対にデメリットは相当な自主性が求められる点と理解力が必要な点です。

学習するもしないも自分で決めなればならず、甘えが出てしまうと試験結果にも影響をおよぼしかねません。

また用語の意味や計算の仕方、法令の意味などで分からないことがあってもすべて自分で解決しなければならず、理解力が乏しいとその時点で学習もストップする上に、時間もロスしてしまいます。

このように独学でのメリット・デメリットを踏まえ、自分はどの学習方法が一番効果的かを見極めて選択することをおすすめします。