手話通訳士の試験の難易度・合格率

手話通訳士資格とは

厚生労働省が認定する「手話通訳技能認定試験」は、別名「手話通訳士試験」とも呼ばれており、手話通訳に関する数ある資格の中では最も難易度が高いものとして知られています。

手話通訳士資格は医師弁護士のような独占資格ではないため、資格を持っていない人でも手話通訳を行うことができます。

ただし裁判や政見放送などの手話通訳は手話通訳士の資格がなければできないとされています。

試験は年に1回実施され、学科試験と実技試験の両方で合否が決定されます。

通訳の実技試験はもちろん、学科試験として手話通訳や障害者福祉に関する基礎知識も問われます。

この手話通訳技能認定試験に合格し、登録することで、ようやく「手話通訳士」という肩書きで活躍できるようになります。

簡単な試験ではありませんが、将来公的機関で手話通訳を行いたい人や、ボランティアではなくきちんとお金をもらって働いていきたい人は、ぜひ目指したいところです。

手話通訳士になるには? 必要な資格は?

手話通訳士の受験資格

年齢の上限はなく、20歳以上なら誰でも受験が可能です。

ただし、受験場所が東京と大阪と熊本の3ヶ所とされており、この会場に足を運べる人が対象となっております。

手話通訳士の難易度・勉強時間

現実的に手話経験が3年以上ないと合格は難しいといわれています。

学習は独学だけでは難しくいといわれており、専門的な学校での学習やボランティア、講習会等での実務経験を積み重ねることが必要です。

HPでは参考図書などが公表されているため、勉強の際は参考にしてみるとよいでしょう。

手話通訳士の合格率

2019年10月に実施された「第31回手話通訳技能認定試験」の結果は以下の通りです。

■受験者数:1100人
■合格者数:121人
■合格率:11.0%
■平均年齢:47.4歳

それ以前の年に関しては、

<第30回(2018年実施)>
・受験者数:1105人
・合格率 :9.8%

<第29回(2017年実施)>
・受験者数:1037人
・合格率 :8.2%

<第28回(2016年実施)>
・受験者数:1058人
・合格率 :11.2%

<第27回(2015年実施)>
・受験者数:1076人
・合格率 :2.1%

となっており、毎年10%程度の合格率を推移しています。

しかし、過去にはわずか2%程度に下がった年もあるなど、年によってだいぶバラつきがあるのも特徴的です。

毎年平均して1,000人程の受験者がいるため、その年によって試験問題のレベルに差があるのではないかと考えられます。

参考:社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター