車掌への転職・中途採用はある？

キャリアガーデン編集部

車掌を採用する鉄道会社では、新卒採用のほか、転職希望者向けの中途採用も実施しています。

ただし鉄道業界が未経験の場合、まず駅員業務を経験して、その先に車掌になる道が開けていきます。

一方、すでに別の鉄道会社で車掌経験のある人であれば、経験やスキルによってすぐ車掌になれることもあります。

なお、中途採用は、会社の人員が不足した場合に不定期で実施されることが多いため、採用情報を定期的にチェックしておくことが大事です。

この記事では、車掌への転職・中途採用について解説します。

車掌への転職状況は？

鉄道会社では、駅員や車掌を目指す人向けの「現業職」の中途採用試験も実施されているため、転職希望者にもチャンスは十分にあります。

中途で現業職に採用された人は、新卒と同様に、まず駅員からキャリアをスタートします。

しかし、すでに他社で車掌経験のある人なら、経験やスキルによってそのまま車掌になれることもあります。

とはいえ、電車の運行システムや車両の仕組みなどは各社で大きく異なるため、入社後は一定の研修を受けてから働く必要があるでしょう。

車掌への転職の志望動機で多いものは？

車掌への転職を目指す人は、「一度は鉄道会社への就職をあきらめたものの、やはり鉄道会社で働きたい思いが強くなった」という思いを持つことが多いようです。

まったく異なる業界の企業で働きながらも、鉄道会社への転職を目指してコツコツと情報収集や転職準備を重ねる人も少なくありません。

車掌の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは？

未経験・社会人から車掌になるには

駅員業務からスタートす

鉄道業界が未経験であっても、転職で鉄道現業職を目指すことは可能です。

未経験者が採用された場合には、まず駅員業務に就き、駅を利用するお客さまの案内業務や改札業務などを担当します。

その後しばらくは駅員としての勤務が続きますが、将来的には新卒者と同様に、車掌や運転士も目指すことが可能です。

採用について

なお、鉄道会社の現業職の中途採用は、人員が不足した場合に不定期で実施されることが多いです。

応募要項は各社の採用ホームページに掲載されるため、転職を希望する場合は、採用情報を定期的にチェックしておくとよいでしょう。

正社員での採用が一般的ですが、契約社員スタートの場合もあります。

契約社員の場合、正社員よりも給料や待遇は下がるケースが多いものの、勤務態度や適性が認められれば将来的に正社員になれる可能性もあります。

車掌への転職に役立つ職務経験は？

車掌は多くの人と接する仕事のため、接客・サービス業の経験がある人は、その点をアピールできるでしょう。

また、観光業などに従事していて地理や駅に関する知識があったり、切符やチケットに関する知識があったりすることも、車掌の実務をする上では役に立ちます。

さらに、英語など語学が堪能な人はアナウンスや案内などをする上でも大きなアピール要素になります。

今後さらに増えると考えられる外国人観光客などへの対応などでも活躍できるでしょう。

車掌に転職可能な年齢は何歳くらいまで？

車掌（現業職）の採用は、長期勤続によるキャリア形成を図る理由から年齢制限が設けられている場合も多く、「30歳程度」が一定のラインとなっているケースが一般的です。

とはいえ、年齢制限がない鉄道会社もあるため、努力次第ではそれ以上の年齢だったとしても車掌を目指せるでしょう。

ただし、車掌は業務の性質上、通報装置音や列車の接近音の認識、信号の選別などをする必要があり、一定の視力・聴力が必要な職種です。

若いうちからキャリアをスタートしたほうが、体力的にも不安なく業務になじめるかもしれません。