車掌の給料・年収

  
鉄道会社の社員の給料は、勤続年数やポジションによって給料が異なります。

統計データによれば、車掌の年収は340万円~580万円の間で一般のサラリーマンと比べると、平均的といえるでしょう。

また、初任給も高卒・大卒それぞれで異なりますが、会社の規模が大きくなるほど年収は高い傾向にあります。

この記事では、車掌の給料・年収について解説します。

車掌の平均年収・給料の統計データ

鉄道会社の社員の給料は、勤続年数やポジションによって給料が異なります。

初任給も高卒・大卒それぞれで異なりますが、全体的に見ると、地方の鉄道会社よりも都市部の鉄道会社、また中小の鉄道会社よりも大手鉄道会社のほうが年収は高い傾向にあります。

また電車運転士と比べると若干給料が下がりるものの、駅員よりは高い給料をもらえる場合が多いようです。

車掌の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

車掌の平均年収_2019

厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると、車掌の平均年収は36歳で572万円ほどとなっています。

  • 平均年齢:36歳
  • 勤続年数:14.6年
  • 労働時間:143時間/月
  • 超過労働:13時間/月
  • 月額給与:351,200円
  • 年間賞与:1,506,400円
  • 平均年収:5,720,800円

出典:厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
鉄道/空港/船舶関連
(DODA)
357万円 男性:366万円
女性:340万円
20代: 319万円
30代 :388万円
40代 :432万円
50代〜:401万円
生涯賃金:1億7175万円
車掌
(給料バンク)
442万円~581万円 20代の給料:27万円
30代の給料:30万円
40代の給料:39万円
初任給:17~万円

各社のデータより、車掌の年収は340万円~580万円の間となる実態が見えてきます。

車掌の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ4ヶ月分となっていることから、年収450万円の場合は、

  • 月額総支給額は28万円
  • ボーナスは年間112万円

ほど支給されていると考えられます。

独身の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は25~26万円ほどになると見込まれます。

一般のサラリーマンの年収が平均400万円~500万円といわれていることから考えると、平均的であるといえるでしょう。

ただし鉄道会社ごとに差があるほか、各社とも毎年の業績によって多少の変動があるようです。

また夜勤の回数・残業の有無などによっても変わってきます。

車掌の初任給はどれくらい?

新卒で採用された場合、車掌職は17万円から20万円が相場のようです。

東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の初任給は、

  • 大卒・大学院卒の場合は月給186,000円以上
  • 短大、専門学校、高専卒の場合は月給181,000円以上

とされています。

またJR東日本に採用され、東京23区内で勤務する場合の初任給は、

  • 大学院卒は220,340円
  • 大卒は212,290円
  • 短期大学または専修学校(修業年限2年以上の専門課程の場合)および高等専門学校卒は204,355円

とされています。

令和元年 車掌の年収(年齢別 ※男性のみ)

車掌の年収は、年齢とともに徐々に上がっています。

平均年収は582万円となっています。

電車車掌の年収(年齢別)_r1

令和元年 車掌の年収(規模別 ※男性のみ)

車掌の年収は、勤務先の事業所の規模が大きくなるほど高くなっており、

  • 10〜99人規模に勤める電車車掌の平均年収は299万円
  • 100〜999人規模は436万円
  • 1000人以上規模は579万円
  • 10人以上規模平均は572万円

となっています。

電車車掌の年収(規模別)_r1

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

車掌の福利厚生の特徴は?

鉄道各社は、福利厚生に力を入れているところが多くみられます。

例を挙げると、

  • 社会保険
  • 各種慶弔金制度
  • クラブ活動
  • 保養所

の利用などがあります。

住宅に関しては手当を利用することも可能ですが、不規則な勤務から自社の社宅を用意しているところが多く、それらを利用すれば住居費を安く抑えられます。

世間が休みの時期にはなかなか休めないものの、繁忙期を除けば積極的に有給休暇を使うことも可能です。

不規則かつ体力・気力を使う仕事でありますが、その分各社とも安定した待遇と充実した福利厚生の下、社員が安心して働ける環境を整えているようです。

車掌の給料・年収の特徴

正社員採用が多い

車掌になるには、鉄道会社に正社員として就職する必要があります。

一般的に鉄道会社は規模が大きく、会社として経営状態も安定しています。

福利厚生や待遇も手厚いため、安心して働けます。

夜勤・早朝勤務手当てがつくことも

車掌は、電車が動きはじめる早朝から、電車の運転が終わる深夜まで交代で勤務を行います。

泊まり勤務の場合は手当てが支給されることもあり、夜勤が多いと給料がアップすることもあります。

車掌の代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
東海旅客鉄道(JR東海) 733万円 37.0歳
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) 715万円 39.4歳
東京地下鉄株式会社(東京メトロ) 727万円 41.7歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

JR東海の平均年収

JR東海の平均年収は733万円となっています。

JR東海は、日本の主要路線や新幹線を所有するだけでなく、 超電導リニアといった新たな車両の開発も行っています。

鉄道事業のほかにも、

  • ビルなどの不動産事業
  • ホテル事業
  • 車両の製造

なども行っています。

JR東日本の平均年収

JR東日本の平均年収は715万円となっています。

鉄道会社の規模は世界最大クラスで、東京圏の通勤輸送を主力としています。

駅ビルの開発をはじめとした生活サービス事業や、交通系ICカード「Suica」に関する事業も行っています。

東京メトロの平均年収

東京メトロの平均年収は727万円となっています。

東京都内を中心にに地下鉄9路線を所有し、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナーにも選ばれています。

車掌が収入を上げるためには?

車掌として最も収入を得られるのは、JRをはじめとする大規模な鉄道会社で車掌をすることです。

鉄道会社は年功序列で給料がアップすることも多いため、経験を積み指導車掌になるなどキャリアアップを図りながら長く勤め続けることが大切です。

さらに給料アップを考える場合は、運転士にキャリアアップする方法が考えられます。

車掌から運転士になるには、上司からの推薦や試験に合格することが必要です。

とくに新幹線の運転士は倍率が非常に高いため、運転士への道を考えるのであれば車掌のうちからしっかりとした準備が必要です。

「車掌の給料・年収」のまとめ

統計データによれば、車掌の年収は340万円~580万円の間で一般のサラリーマンと比べると、平均的といえるでしょう。

年収450万円の場合は、月額総支給額は28万円、ボーナスは年間112万円ほど支給されていると考えられます。

車掌としてもっとも収入を得られるのは、JRをはじめとする大規模な鉄道会社で車掌をすることです。