サービスエンジニアの給料、年収

サービスエンジニアの平均年収・給料の統計データ

サービスエンジニアの平均年収・月収・ボーナス

サービスエンジニアの給料は、月に30万円前後、ボーナスは夏と冬に月給の2カ月分ずつ支給され、年収では450~500万円になるケースが多いです。

企業や製品、個人の年齢・スキルの影響を受けるため、年収には多少の幅が見られます。

大学院卒での新卒採用も多いため、初任給はやや高めの水準になっていることも少なくありません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
サービスエンジニア
(Indeed)
469万円 時給 1,588円
日給 1.2万円
月給 24.1万円
サービスエンジニア
(求人ボックス)
491万円 -
セールスエンジニア・サービスエンジニア(機械)
(転職会議)
426万円 20代前半 346万円
20代後半 408万円
30代 452万円
40代以上 517万円
FAE・サービスエンジニア・サポートエンジニア
(マイナビエージェント)
431万円 20代 381万円
30代 512万円

民間の求人各社のデータでは、サービスエンジニアの年収は450~500万円と考えられます。

若いうちは年収が400万円に満たないケースも多いですが、経験を積み、ベテランエンジニアになるほど給与水準が高くなっていきます。

機器が特殊で、高度な技術を要する場合にはそれだけ高い給与での求人になっているため、サービスエンジニアの年収はスキルによる影響が大きいと考えられます。

サービスエンジニアの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

サービスエンジニアの平均年収を480万円とし、夏・冬にボーナスが2カ月ずつ支給されたと考えてみます。

「手取り額=支給額-社会保険料-源泉徴収額(所得税)」となりますので、額面支給額と実際の手取り額は以下のようになります。

額面 手取り
平均月収 300,000円 250,095円
ボーナス(2カ月分) 600,000円 482,734円
年収 4,800,000円 3,966,608円

手取りは家族構成や前年度の所得状況など、個人のさまざまな状況によって変わりますのであくまで参考程度に考えてください。

サービスエンジニアの初任給はどれくらい?

サービスエンジニアの初任給は、企業規模や取り扱う製品によっても異なりますが、おおよそ18~22万円での募集が多く見られます。

大学院卒業者に対し、学部卒の新卒者よりも給与額を優遇しているケースが多いです。

実際、求人ボックスの調査でも22万円程度が相場とされており、これは多くの職種の中でも高水準と考えられます。

理工系の学生を中心に大学院卒での就職が大手企業を中心に多く見られることが理由と考えられますので、学部卒の場合は上記よりも給与水準がやや低めになります。

サポートエンジニアの年齢別・男女別の年収

民間求人各社のデータからは、年齢が上がるに従ってサポートエンジニアの年収も上がることがわかります。

これは、年齢が上がるにつれて、経験やスキルを身につけ、より効率よく、高度な仕事ができるようになることが理由と考えられます。

20代前半は年収で400万円以下の場合もありますが、30代、40代になれば500万円を上回ることも少なくありません。

男女比では、男女による待遇差は見られないものの、比率に大きな違いがあり、マイナビエージェントのデータでは女性は5%にも届きません。

20代の年収で比較した場合、男性平均が382万円に対し、女性平均は367万円とやや低めです。

継続して働き、スキルを磨くことが女性エンジニアの課題となっていると考えられます。

サービスエンジニアの福利厚生の特徴は?

サービスエンジニアの福利厚生の特徴は、資格取得に関する支援が充実していることや、住居費、交通費の支援が手厚いケースが多いことです。

独身寮や社宅、住居手当などがある場合もありますし、交通費支援だけでなく、通勤・営業用に社用車が利用できるケースも見られます。

有給休暇や長期休暇などもしっかりしており、スケジュールの安定した企業が多いことからこうした休暇は取得しやすい雰囲気があります。

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サービスエンジニアの給料・年収の特徴

景気や流行の影響が小さい

製品やサービスの販売とは異なり、顧客の需要の変化が少ないことはサービスエンジニアの仕事の特徴です。

そのため、給料や待遇にも安定感があり、景気や流行によって年収が大きく変わることはほとんどありません。

好況の影響を受けたり、特別ボーナスが出たりすることは少ないですが、待遇が安定していることで安心して働くことができます。

経験・スキルが給与に影響する

サービスエンジニアは技術職ですので、製品に対する専門的な知識が求められます。

そのため、経験やスキルが高い人ほど高い給与をもらうことができます。

実際のデータからも、経験・スキルが高いと見られるベテランのエンジニアは若手よりも100~200万円ほど多くの給与を得ていることがわかります。

手当や福利厚生が充実

サービスエンジニアは、顧客の営業時間外に作業を行うことも多く、深夜や休日の作業もあります。

そのため、残業手当や深夜手当、休日出勤などの手当がついて、支給される給与が高くなる場合も多いです。

また、資格手当や住居手当、交通費手当などの手当も多くなっています。

福利厚生もしっかりした会社が多いので、安心して長く勤め、スキルを磨くことが可能です。

サービスエンジニアの勤務先別の給料・年収

IT系企業

サービスエンジニアには、IT系の機器を扱うエンジニアが増えています。

IT系のサービスエンジニアの場合、製品についての仕様やよくある問題を理解して対応することが求められます。

スキルが要求されるため、給料や年収は平均値よりもやや高めになりますが、製品の種類によって待遇には差があります。

オフィス設備を扱う企業

空調やエレベーター、自動ドアなどのオフィス設備を扱うサービスエンジニアは、設備に対する知識が求められる仕事です。

設備を扱うため、営業時間外の作業になることが多いことや、日中は所定の時間内にしっかりと作業を実施し顧客に報告をすることが求められます。

サービスエンジニアとしての給料・年収は平均的です。

機械を扱う企業

さまざまな機械設備のサービスエンジニアは、その年収が扱う製品の種類に左右される傾向があります。

機械の異常や故障などが深刻な問題になり得る医療現場や建設現場などへの対応は、緊急を要し、作業の完了まで帰れない場合も多いです。

特殊な機器を扱えるほど年収は高くなるため、特に専門的なスキルが要求されます。

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サービスエンジニアの正社員以外の給料・年収

派遣社員

求人ボックスのデータでは、サービスエンジニアの派遣社員は平均時給が2196円となっており、これは月給に換算すると35万1360円です。

案件やスキルによる上下はありますが、技術があれば安定した給与が得られるため、人気が高い職種です。

アルバイト

求人ボックスのデータによれば、アルバイト・パートのサービスエンジニアは時給が1100円となっています。

これは週20時間で換算すると、10万円ほどの月給になります。

アルバイトの場合、技術を必要としない軽作業や社員スタッフのアシスタント業務がほとんどです。

サービスエンジニア収入を上げるためには?

専門特化してスキルを磨く

サービスエンジニアは、スキルによる年収アップが狙いやすい職種です。

仕事ができるようになることで評価も高まりますし、資格手当や役職手当も期待できます。

基本給の伸びは、残業手当などのベースになる基礎賃金の増加をもたらし、残業代の支給額も多くなるため、スキルアップによる昇給はメリットが多いです。

身につけたスキルが無駄にならないよう、専門分野を定めて習熟するのがよいでしょう。

給料のよい会社・製品のエンジニアを目指す

サービスエンジニアの給与は、製品の種類や、企業の売上高などの影響を受けます。

そのため、給料のよい会社や、高い技術を要する製品を扱う職場に転職することで給料アップを狙うことも可能です。

ただし、自身のスキルや希望にあった転職先が希望するエリアにあるとは限らない点に注意が必要です。

マネジメントスキルを身につけて管理職になる

現場でさまざまな作業を行うサービスエンジニアではなく、サービスの改善やノウハウの管理、エンジニアの指揮・教育などを専門的に行う管理職を目指すのもひとつの方法です。

技術だけでなく、マネジメントスキルを磨き、チームリーダーとして実績を重ねていくことが必要ですが、給料も上がり、個人の市場価値も高めることができます。