労働基準監督官の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
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労働基準監督官を目指すきっかけで多いものは?
労働基準監督官を目指す理由はさまざまです。
家族の誰かが労働環境の影響で苦労している様子を間近で見て、そういった人たちの力になりたいと思い目指す人、大学で労働法関連の勉強をしており、その知識を生かしたいと思い志望する人など、それぞれの理由があります。
また、労働基準監督官は満30歳まで受験資格があるため、社会人経験者が転職してくるケースもあります。
そうした場合だと、自らが苦労した経験から労働環境を改善したいと思う人や、職場に訪問した労働基準監督官の姿や仕事ぶりを見て、その姿に憧れて目指す人もいます。
労働基準監督官の志望動機の考え方
労働基準監督官採用試験では第2次試験で人柄、対人能力などについて個別面接があり、最終合格者は勤務を希望する都道府県の労働局で採用面接を行います。
その際、志望動機も当然聞かれますが、志望する理由はもちろん、その理由がモチベーション維持につながり国の労働環境改善という重要な職務を任せられる人物かどうか判断されます。
また、労働基準監督官は事業主に職場環境の改善を説明し、時には説得することもあるため相手に分かりやすく伝える能力も求められます。
面接官に自分の思いを伝え、理解してもらうためにはしっかりと考えを整理し、面接の練習をする必要があります。
労働基準監督官の志望動機の例文
社会人経験者の場合
「私は大学卒業後、民間企業に務めていましたが、過労のため心身の体調を崩す同僚を何人か見てきました。
そうした職場で働き、体調を崩す人を見たり聞いたりするたびに、大学で受けた労働基準監督官の方の特別講義を思い出していましたが、社員のままでは職場環境の改善を行うのはとても難しいのが現実です。
大学では労働法関連を学んでいたため、せっかくの知識を困っている人のために使いたいと強く思うようになり労働基準監督官を目指すことにしました。」
新卒者の場合
「大学で労基法関連のことを学ぶ機会があり、その時はじめて労働基準監督官の仕事を知りました。
労働基準監督官の仕事は、事業主の意識是正と労働者が働きやすい職場環境をつくるのが職務ですが、困っている当事者が幸せになることは、結果的にまわりの家族をはじめ、心配している人たちも助けられる仕事だと思います。
責任は大きいですがその分やりがいも大きい労働基準監督官になって、社会の役に立ちたいです。」
労働基準監督官の面接で聞かれること・注意点
面接は自分の思いを伝える貴重な場ですが、面接官にとっても採用候補者の人柄や適性を見極める貴重な場です。
志望動機は当然ながら、転勤の可否や業務上苦労することに対しての心構えや対処方法などを聞かれるでしょう。
時には答えに困るような厳しい質問があるかもしれませんが、ヘタにつくろおうとせず労働基準監督官になりたいという気持ちをしっかり伝えましょう。
労働基準監督官の自己PRのポイント
労働基準監督官の自己PRで大事なのは志望する気持ちを伝えることに加え、適性があることをアピールすることです。
労働基準監督官に限った話ではありませんが、自分には適性があるということをアピールし、面接官の印象に残すには具体的な例を挙げるのも一つの方法です。
例えば、人を説得する能力に着目し、意見の対立した相手をいかにして納得させたかなど、問題に対しての解決方法アピールは有効かもしれません。
労働基準監督官の履歴書で気をつけるべきことは?
労働基準監督官は国家公務員であるため、1次試験合格者には面接カードが送られてきます。
誤字脱字に気をつけて、丁寧に書くのはもちろん、一番気を付けたいポイントは志望動機や自己PRの書き方です。
スペースが限られているため、いかに分かりやすく伝えるかが大事で、話すよりも苦手な人がいるようです。
しかし試験とは違い事前に準備ができますし、ある程度時間をかけられますのであせらず取り組めば問題はありません。