女性の航空会社社員のキャリアパス・結婚後の生活

女性の航空会社社員の現状

航空会社で働く人の職種はさまざまですが、その多くの職種において、女性が多数活躍しています。

とくに大手航空会社では「ダイバーシティー(多様性)」を重視し、女性をはじめ、多様な価値観や経験をもつ人材の活躍推進に積極的に取り組んでいます。

たとえばJALグループでは、全社員の約半数を女性が占めており、「2023年度末までにJALグループ管理職女性比率20%」の数値目標を掲げました。

ANAでも女性活躍推進に積極的に取り組んでおり、2020年4月実績で女性管理職比率が15%を超えています。

航空業界は「グローバル」のキーワードに対する意識も強く、女性の視点を生かすことで強い組織を作ろうという考え方が根付いています。

性別・年齢・価値観の枠を超えて、さまざまな人材が活躍しやすい組織づくりが行われているといえるでしょう。

なお女性の航空会社社員は、本社勤務の管理系業務やキャビンアテンダント、グランドスタッフばかりではありません。

航空整備士ディスパッチャーなどの技術系職種に就いている女性も増えています。

航空整備士の仕事

ディスパッチャーの仕事

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女性の航空会社社員の強み・弱み

女性の航空会社社員の強みは、まず、社内で女性が活躍できる場がたくさん多く用意されていることです。

最近でこそ、キャビンアテンダントやグランドスタッフにも男性社員が増えつつありますが、やはりそのほとんどは女性です。

航空機を利用するお客さまも、女性スタッフのきめ細やかで丁寧なサービス、美しい立ち姿や言葉遣いなどを楽しみにしている方が多くいます。

女性が自分の個性や能力を発揮して大きく羽ばたくことができ、キャリアアップを目指せる環境があることは、女性が航空会社社員を目指す強みといえるでしょう。

一方、大変なこともあります。

航空会社の仕事は、見た目の華やかさやイメージ以上にハードワークで、タフな精神力と体力が求められます。

職種によっては不規則なライフスタイル、かつ立ち仕事で疲れが溜まりやすいですし、お客さまからクレームを受けることも多いため、メンタルの強さも持ちあわせていないと参ってしまうでしょう。

航空会社社員の結婚後の働き方・雇用形態

女性社員の活躍を推進している航空会社では、結婚や出産を経験して家庭をもった女性が仕事をムリなく続け、両立していけるよう、さまざまな社内制度を設けています。

結婚後はフルタイム勤務をする人もいますし、パート勤務ができる職種に切り替える人もいます。

しかし航空会社社員の結婚後の懸念点として、職種によっては、所属する空港の近くに住まなくてはならないことが挙げられます。

大手航空会社の所属は基本的に東京(羽田・成田)ですが、もし配偶者が全国転勤のある仕事をしており、東京から離れることになった場合、仕事をどうするのかを相談しなくてはなりません。

キャビンアテンダントのなかには、お互いに別々の場所に住んで仕事を続ける選択肢をとる人もいますが、こればかりは正解がないため、配偶者との相談が重要です。

家庭をもつ航空会社社員は、仕事に対する家族の理解は不可欠といえるでしょう。

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航空会社社員は子育てしながら働ける?

航空会社では、子育てに関する制度も充実しています。

たとえば、子どもが小さいときは育児休職制度や育児短時間勤務制度が利用できるほか、深夜勤務が免除される制度、さらにベビーシッター補助といったものがあります。

そのほか、定時退社日や在宅勤務制度、日ごとに個人単位で出社時間を決められる勤務時間帯選択制度など、家庭の事情に応じて、さまざまな制度を柔軟に利用できる環境があります。

実際、育児と仕事を両立している女性社員も多くいます。

航空会社社員は女性が一生働ける仕事?

航空会社の仕事は、どのような配属先であったとしても、しっかりとキャリアを重ねていけます。

人の命を預かる責任ある仕事に就くことから研修や教育体制も充実しているため、少しずつスキルアップしていく実感が得られるでしょう。

キャビンアテンダントのように、体力的な問題から一定の年齢になると、そのまま仕事を続けるのが厳しくなってしまう人もいます。

しかし、その場合には地上勤務や本社勤務に移る道もあるため、航空会社社員として長く働き続けることは可能です。

女性の活躍を推進する航空会社では、女性が家庭を大切にしながら働くことに対する職場の理解が深いです。

もちろん仕事は責任が伴うため、ときには遅くまで残業をしなくてはならないこともあるかもしれません。

しかし、いざというときに家庭の事情を職場の人に相談できれば、大きなストレスを抱えることなく仕事を続けていきやすいでしょう。