航空会社への転職・中途の未経験採用はある?
航空会社への転職状況は?
航空会社は、新卒での就職先としての人気が高いですが、転職(既卒)によって目指す人も多くいます。
大手航空会社では、「新卒」と「既卒」は最初から別の枠として採用を行うことが多いため、転職して航空会社で働くことは十分に可能だといえます。
とくに外資系航空会社は、新卒よりも既卒を中心に採用することが多いです。
ただし、既卒者を対象とした採用は不定期で行われるのが一般的で、募集職種は「客室乗務職(キャビンアテンダント)のみ」といったようなケースもしばしば見受けられます。
既卒者向け中途採用の求人情報は、各航空会社の採用ホームページに掲載されます。
既卒での入社を志望する場合、情報はこまめにチェックしましょう。
20代で正社員への就職・転職
航空会社への転職の志望動機で多いものは?
航空会社への転職を目指す人は、「もともと航空業界に憧れがあった」という例が多いです。
航空会社は人気があるため、新卒採用の倍率は高くなりがちです。
「新卒のときは航空会社への就職がうまくいかなかったものの、別の仕事を続けているうちに、やはりもう一度チャレンジしたくなった」と話す人もいます。
航空会社を目指す場合、会社自体が職種別採用をしていることが多いのもありますが、「どんな仕事でもいい」というよりは、「航空会社の〇〇職として働きたい」という具体的な希望をもつ人が多いことも特徴です。
また、航空会社ごとのカラーや特色もわかりやすいため、特定の会社への入社を希望する人も少なくありません。
未経験から航空会社で働くには
他の業界の仕事でもそうですが、中途採用では基本的に「即戦力」になれる人が歓迎される傾向が見られます。
応募資格として同業種・職種における実務経験が求められるケースは多いです。
ただし、大手航空会社でも職種によっては「社会人としての就労経験は不問」としていることもあるなど、未経験であっても応募できる求人もあります。
一方、外資系航空会社の場合は、もともと新卒者を自社で育てるよりも、すでにスキルを持っている中途の人材を中心に採用し、すぐ現場で活躍してほしいと考える企業が多く、より即戦力重視の求人が多くなっています。
経験があればあるほど、採用される可能性は高まるといえるでしょう。
外資系の場合、大々的に人材募集がかけられていなくても、英語と日本語の履歴書を送付すれば面接をしてもらえる可能性はあります。
20代で正社員への就職・転職
航空会社への転職に必要な資格・有利な資格
中途採用の場合、たとえ実務経験が問われなくても、英語力(TOEICのスコアなど)の応募資格が掲げられていることはあるため、注意が必要です。
日系の大手航空会社では、新卒での客室乗務職採用では「TOEIC600点以上」や「英検2級以上」がひとつの目安となっています。
既卒でも、最低これくらいの英語力は身につけておく必要があります。
外資系航空会社でも、アジア系であれば日系航空会社と同程度の英語力で問題ないケースは見られますが、欧米系になるとより高いレベルの英語力が求められます。
TOEIC700点~800点以上が応募資格になることも多く、スピーキングのスキルも重要視されます。
英語以外のスキル・資格に関しては、とくに取得しておくべきものはありません。
業務で必要な知識・技術は入社後の訓練や研修で学べます。
航空会社への転職に役立つ職務経験は?
航空会社にはさまざまな仕事があるため、どのような仕事をしたいのかによって、役立つ職務経験が変わってきます。
キャビンアテンダントやグランドスタッフのような、お客さまと直に接する職種を目指す場合は、サービス・接客系のスキルが生かせます。
一方、技術系職種を志望する場合はメーカーの技術職などの経験を強みにできることもありますし、事務職では企画・マーケティング・事務などのスキルが生かせるでしょう。
航空会社に転職可能な年齢は何歳くらいまで?
航空会社への転職では、職種によっては年齢制限を強く意識しなくてはなりません。
最も年齢が重要視されてくるのは「客室乗務員(キャビンアテンダント・CA)」です。
客室乗務員は、一般的に年齢は若いほうが採用されやすいとされ、30代になるとハードルが上がります。
30代以上で応募する場合には、経験者で即戦力として活躍できそうか、未経験でもよほど光るものがあると判断された場合に限られてきます。
なお、航空会社によっては「28歳まで」など年齢制限を設けているところもあるため確認が必要です。
できるだけ若いうちにチャレンジしたいところですが、30代後半で初めて客室乗務員になっている人もいます。
熱意次第では、30代以上で内定を得るのも不可能ではありません。
その他の職種では、年齢制限が設けられていない場合が多いです。