広報の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
広報を目指すきっかけで多いものは?
広報になりたい人には、影響力を発揮できる仕事がしたいと考えていた人が多いです。
マスコミや消費者などへさまざまな情報を発信していく社外広報は、自分のスキルによって多くの人に影響を与えられるうってつけの仕事です。
メディアの中で取り上げられるさまざまな商品やサービスを見て、広報の仕事に魅力を感じたという人もたくさんいます。
IRや会社のプレスリリースを見て広報がしたいと思ったという人はあまり多くありません。
しかし、仕事をしているとこうした仕事が大事で興味深く感じる人も多いようです。
なかには「広報」と「広告・宣伝」を混同して広報を目指す人もいますが、広報の仕事の中身を知って興味を持っていくようです。
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広報の志望動機の考え方
広報に憧れて志望する人は多いですが、だからといって憧れを前面に押し出すのは好ましくありません。
企業が見たいのは、広報に適性があるのか、広報として何ができるのかといった点だからです。
そのため、志望動機を述べるときは、自分の適性やできること、つまり企業にとってのメリットを盛り込む必要があります。
志望動機の中で、どのような広報活動をしたいと考えているのかを提案したり、過去の広報に関係した実績を示したりすることが求められます。
アピールの中で利用されるフレーズなども、広報としての企画力や文章力が表れる部分なので、相手を具体的にイメージして考えましょう。
他の職種と比べて、内容により気をつかう必要がある職種ですので、推敲は念入りに行いましょう。
広報の志望動機の例文×3
食品メーカーの広報への志望動機
「私が貴社の広報を志望したのは、「家族団らん」を食品を通して実現したいという貴社のビジョンに共感したからです。
説明会でお伺いした貴社の商品群が持つコンセプトやストーリーは、非常に魅力的なものばかりで、もっと広く知られるべきだと感じました。
学生時代に月5万PVのメディアを作った経験を生かし、貴社の商品に込められた「思い」を伝える広報活動をしていきたいです。」
ITサービス企業の志望動機
「私は、貴社の広報としてITサービスの重要性を世間に伝えたいと考えています。
ITの活用が進んでいるとはいえ、導入には腰が重い企業が地方には多くあります。
広報活動を通して、IT、とくに貴社のクラウドサービスは思っているより簡単で安く利用できて便利であることを伝えていきたいです。
大学では情報系を専攻していましたので、その知見を生かして貴社と顧客に貢献できたらと思います。」
美容サービス業の志望動機
「私が貴社を志望したのは、美容についてもっと多くの人に関心を持ってもらいたいからです。
貴社が女性だけでなく男性向けのコスメやエステサービスの開発にも力を入れており、市場開拓に熱心であるところに魅力を感じました。
私はカフェのアルバイトの業務でSNSへの投稿も行った経験があり、投稿から多くのフォロワーを獲得し売上増に貢献しました。
貴社の商品やビジョンを魅力的に伝える広報として、貴社に貢献したく存じます。」
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広報の面接で聞かれること・注意点
広報の面接でも、志望動機や自己PRなどが行われるのは他の職種と変わりません。
とくに新卒採用の面接では、広報職として募集されることはほとんどないため、質問内容なども同じです。
中途の場合は、過去の経験や実績から「新しい会社で生かせそうなこと」について問われることがあります。
数字情報を交えて具体性のある内容を伝えられるように準備しておきましょう。
また、「弊社で広報企画をするとしたらどのような企画があると思いますか?」といった質問をされる場合もあるため、企業についての情報をしっかりと調べておきましょう。
大きな企業になると、広報担当者がメディアに出ることもあるため、身だしなみに注意し、できれば体型も整えておいた方が印象はよいようです。
広報の自己PRのポイント
広報における自己PRは、相手のニーズをしっかり想像することが大切です。
自分に適性や能力、実績があると言って売り込んでも、相手のニーズに合わなければ意味がありません。
これは広報の仕事でも同じで、相手をイメージしたアピールができることが求められています。
企業が求める人材像や、企業にとって不足している部分、求められている能力などをよく考え、自分の長所となる部分と照らし合わせながら内容を検討しましょう。
情報を発信する立場ですので、相手から理解しやすいよう、情報をコンパクトにまとめることが大切です。
情報量を増やしすぎるとインパクトが弱くなるため、強くアピールしたい点を決めてメリハリあるアピールを心がけましょう。
広報の履歴書で気をつけるべきことは?
広報の履歴書では、実績について具体的に述べることが大切です。
たとえば「広報業務全般の経験あり」では、イメージされる仕事内容が企業によってさまざまに変わってきます。
「プレスリリース執筆」「危機対応」「メディア取材対応」など、具体的な記述を心がけましょう。
広報は社外に企業の重要な情報を発信する立場ですので、正確に資料を作成できることも求められます。
誤字や脱字などが出ないよう入念にチェックしましょう。
広報の志望動機で悩んだら、転職エージェントに相談してみよう
未経験や中途で広報への転職を目指しているものの、志望動機や面接に自信が持てない場合は、転職エージェントで添削を無料で受けるのもおすすめです。
広報の仕事に詳しい転職アドバイザーがしっかりサポートしてくれるので、書類通過率や合格率をアップさせることができます。
また、業界情報を聞くことができたり、広報の「非公開求人」の情報を得ることもできます。
まだ転職するか迷っているという段階でも、早めに専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができるでしょう。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。
また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。
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