検察事務官のやりがい・楽しさ・魅力
検察事務官のやりがい・楽しさ
事件の最前線で真相解明に携われる
検察事務官のやりがいの一つに事件の最前線で働けるという点があります。
検察官と一緒に捜査を行うため、一般には知られることのない事件の真相にも携われるとともに、事件解決に自分の力が役立てられるためやりがいを実感できるでしょう。
また、検察庁の使命である社会正義を追求するため、あらゆる角度から物事を考えたり、犯罪を減らすための考え方も持てたりと、多様な見方をできるようになります。
目的が明確で仕事の意義に迷わない
仕事の目的や会社が進む方向に疑問を感じたりするとモチベーションが下がり、意欲的に取り組むことができなくなりますが、検察事務官はそのような心配がありません。
「社会の秩序を維持し明るい社会を保つ」という検察庁の役割があるため、その目的に向かって進み続けることができます。
チームの一員として活躍できる
検察事務官は一人で行う仕事は少なく、検察官は当然ながら警察官などとも連携して一つの事件の真相解明に取り組むこともあります。
チーム一丸となり世の中に貢献するのは魅力の一つですし、解決した時の達成感は何事にも変えられないでしょう。
人の役に立てる
検察事務官は検察官ほど目立つ仕事ではありませんが、検察官の補佐を行うなくてはならない存在といえるでしょう。
また被害者やその関係者のために自分の力を発揮する喜びは大きな魅力の一つといえますし、被疑者の更生にも役立つ仕事ともいえます。
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検察事務官の魅力
多彩なキャリアを積める
検察事務官は「捜査・公判部門」「検務部門」「事務局部門」を数年ごとに異動するのが一般的であるため、部門ごとで多彩な経験を積むことができます。
それぞれの部門で専門的知識やスキルを身に付けることで仕事の幅も広がり、昇進にもつながるでしょう。
また受験資格基準に達し、試験に合格すれば副検事や検事といった検察官になれる可能性もあります。
国家公務員としての安定
検察官同様、検察事務官も国家公務員として働くため、職種としての安定感も抜群といえます。
人事制度は当然しっかりしており、休日や手当も国家公務員法などで定められていますし、何より将来を見据えた際、国家公務員という安心感は魅力でしょう。
待遇のよい給与
採用時は一般の国家公務員と同じ給料が支払われますが、一定期間勤務を続けると仕事内容の特殊性を考慮した公安職の給料が支給されます。
この期間は採用ルートによって変わり、一般職試験(大卒程度試験)に合格して検察事務官になった人はおおむね1年、一般職試験(高卒者試験)を合格して検察事務官になった人はおおむね5年で公安職としての給与が支給されるようです。
ほかにもボーナス(期末・勤勉手当)や通勤手当、住宅手当などといった諸手当も充実しています。
充実の研修制度
検察庁のプロフェッショナルとなるべく、検察事務官にもさまざまな研修が設けられています。
検察庁職員としての基礎的知識や技能を修得する「初等科研修」からはじまり、中堅職員を対象とした「中等科研修」、中等科研修修了者を対象とした「専修科研修」、幹部職員の育成を目的とした「高等科研修」など経験と立場に合わせた研修が用意されています。
ほかにも「捜査・公判部門」の勤務希望者に対して行う「特別専攻科研修」もあり、より高度な専門知識やスキルの修得を目的として行われます。