管理栄養士が独立してフリーランスになるには?

管理栄養士のフリーランスの働き方・仕事内容

管理栄養士として働く方法として、企業や施設などに就職して勤務するほか、独立してフリーランスになる選択肢もあります。

あまりピンとこないかもしれませんが、「全国栄養士会」でもそういった職域が設けられており、フリーランスの管理栄養士は増えているようです。

フリーランスの管理栄養士の仕事内容は、勤務をする管理栄養士と重なるところも多々ありますが、フリーランスのほうが、もっと自由度が高く、幅広い仕事に携わる傾向がみられます。

たとえばイベントでの栄養相談、特定保健指導、病院での栄養指導、専門学校の講師、書籍執筆、セミナーでの講演活動、レシピや商品開発、飲食店プロデュース、料理教室の講師など、食や栄養に関連するさまざまな仕事をする人がいます。

保健指導業務をメインに自分で事業所を立ち上げる人もいます。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

フリーランスになるまでのキャリアパス

フリーランスの管理栄養士になるために、必ずこの道をたどらなくてはならないというものはありません。

国家資格取得後、すぐ独立することも可能です。

しかし、仕事を継続的にやり遂げて生計を立てるには、やはり専門性を磨き、確かなスキルを得ておくほうがよいでしょう。

そのため、多くの人がまずはどこかの企業や施設に就職をし、管理栄養士としての経験を積んで自信をつけてから独立という道を選んでいます。

現在活躍中のフリーランスの管理栄養士も、食品メーカー出身者や総合病院で栄養指導を中心にしていた人、飲食店で働いていた人など、さまざまなキャリアを持っています。

築いてきたキャリアを生かしながら、自分の得意分野で管理栄養士としてのスキルを発揮するケースが多いようです。

在職中に、フリーランスになる準備を少しずつ進めておくとよいでしょう。

たとえば独立・開業を希望する管理栄養士向けのセミナーに参加して、自分にビジネス感覚があるかどうか、将来のビジョンは描けているかなど、いろいろな側面からフリーランスになることを深く考えてみることをおすすめします。

管理栄養士のフリーランスのメリット・デメリット

メリット

フリーランスで働くと、自分一人で仕事の計画などを考えていかなくてはならないため、軌道にのるまでは苦労が大きいですが、自分がやりたい案件に挑戦しやすいという魅力があります。

また、活動範囲も自分次第で広げやすく、さまざまな種類の仕事に挑戦することができます。

会社のルールの影響をうけず、勤務時間や休日などを自由に決めやすいこともメリットのひとつだといえるでしょう。

デメリット

フリーランスの管理栄養士になると、どのような仕事をするのか、仕事をどのように獲得するのかは、自分ですべて考えていかなくてはなりません。

企業などに勤めていた時代の人脈を利用して仕事をすることもできますが、現実はそう甘いものではありません。

一から自分で営業活動をして、地道に仕事を増やしていく必要が出てくるでしょう。

行動力や実行力がなければ、なかなか続けていくのが難しい働き方であるといえます。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

管理栄養士のフリーランスの給料・年収

フリーランスで働く管理栄養士の給料や年収は、勤務する管理栄養士のそれよりも、人によってだいぶ大きな差が出てきます。

管理栄養士としての実績が増えていき、たくさんの仕事が舞い込むようになれば、独立前より多くの収入を得られるようになるでしょう。

年収1000万円以上を得ることも夢ではありません。

しかし、思うように仕事が見つからなければ収入はゼロになってしまう可能性もあります。

また、その時は大きく稼げていても、急に仕事がなくなってしまうという不安定な要素もあるのがフリーランスです。