塾講師への転職・未経験からなるには?
塾講師への転職の志望動機で多いものは?
塾講師は、学習指導を通して生徒と学習を通したコミュニケーションを行っていきます。
したがって塾講師を志望する人のほとんどが「子どもが好き」「話をすること、教えることが好き」といった動機を持っています。
しかし、これだけの志望理由では、他の志望者との差別化を図るのは難しいでしょう。
そのため、人と接することが好きであるということをベースに、自信の経験をプラスしてオリジナリティのある志望理由を構成するとよいでしょう。
これまでの人生経験において子どもと接した経験から得たことや、他者とのコミュニケーションを通して学んだことなど盛り込むと、より具体性が増し、志望動機が伝わりやすくなります。
20代で正社員への就職・転職
未経験・社会人から塾講師になるには
塾業界は比較的中途採用に積極的な業界ですが、正社員登用への道は簡単なものではありません。
最初は非常勤講師として経験を積むのが一般的で、複数の塾を掛け持ちして、収入面の不安をカバーしている人も多いです。
ただし、長時間労働や低賃金により、この業界を早期に離れてしまう人は非常に多いため、前職に比べて大幅な収入ダウンとなってしまう可能性が極めて高いことを覚悟しておきましょう。
塾講師への転職に必要な資格・有利な資格
塾講師になる際に、特別に必要な資格はありません。
ただ、学生時代に教員免許を取得していれば、たとえ教育関係の仕事についていなかったとしても、大きなアピールになるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
塾講師への転職に役立つ職務経験は?
塾講師として活躍している人の前職は多岐にわたり、未経験者も目立ちます。
ただ最も多いのは他の塾や学校からの転職者であり、経験者として優遇されて採用されています。
一方で、塾にはそれぞれの教育方針があるため、あまりにも前の職場を引きずっている経験者はかえってマイナスイメージを持たれ、不採用になることもあります。
むしろ未経験であっても一般企業でリーダーシップをとっていた人や、営業等でコミュニケーションスキルを磨いた人などは講師としての資質があるとみなされるでしょう。
塾講師への転職面接で気をつけるべきことは?
面接時の注意点として強調すべきは身だしなみです。
これは教育業界全般にいえることですが、清潔感があることはもちろん、華美な髪型や化粧、服装などは避けるべきです。
生徒たちの前に出る者としてふさわしいかどうかを面接官は厳しくチェックするため、面接時の身だしなみには細心の注意を払いましょう。
また、声の大きさと度胸も面接官が目を光らせているポイントです。
採用側も、新人に最初から完璧な指導など求めていません。
その代わり、大きな声ではきはきとした受け応えすることや、よどみのない発言といった指導者として持っておくべき資質ともいえる点を面接時に見出そうとしています。
自信がなさそうに発言していると、面接では良い印象を与えることはできませんので、十分注意しましょう。
塾講師に転職可能な年齢は何歳くらいまで?
塾講師の業界では、中途採用で活躍している人が少なくありません。
求人にも中途採用に積極的であることを明記している塾がほとんどですが、年齢制限が40歳前後に設定されている場合が大半です。
転職の決断はなるべく若いうちにするべきでしょう。
また、大卒であることは必須条件といえます。
未経験から塾講師の転職での志望動機
指導経験がアピールポイントに
学生時代のアルバイトで家庭教師をしていたり、仕事で新人の指導役をしていたりした場合は、面接時に強い武器になります。
他人との接し方や指導方法など、まったくの未経験者に比べてリードできる点が多いため、即戦力として評価してくれる場合が多いでしょう。
今後、指導者としてどのようになりたいかという目標を伝えると、より情熱が伝わりやすいといえます。
志望先の業務形態に合った志望動機
塾といっても、大規模展開している企業から、個人経営のもの、地域密着型、中高一貫校専門などといった特色はさまざまであり、方針はもちろん、求める人材も異なります。
また集団指導と個別指導では指導方法もそれぞれであるため、それぞれを理解して志望しないと、せっかく採用されても長く続けることができないこともあります。
志望する前に該当の塾の規模や特徴、指導形態をよく理解し、それらに基づいた志望理由を考えましょう。
たとえば、受験指導がしたいのか、補習がしたいのか、対象年齢はどの位か、どの位の人数を相手に指導したいのかといったような点をまず明確にし、それに合う志望先を見つけることが必要です。