児童指導員の働き方の種類・雇用形態

児童指導員の雇用形態

児童指導員の雇用形態は、大きく正規雇用と非正規雇用の2種類に分かれます。

正規雇用は、公共施設であれば地方公務員として、民間施設であれば正社員として、フルタイムで働くスタイルです。

シフト制の施設も多く、早番や遅番、夜勤など、日によって勤務する時間帯は異なりますが、基本的に週5日、1日8時間ほど働きます。

非正規雇用は、アルバイトやパート、契約社員などとして、日数や勤務時間を区切って働くスタイルです。

児童指導員の求人は、どちらかというと正規雇用よりも非正規雇用のほうが多く、とくに民間の事業所では、スタッフの大半がパートというところも珍しくありません。

以下では、正規雇用と非正規雇用、それぞれの特徴や待遇面などについてご紹介します。

正規雇用の児童指導員

正規雇用の特徴

正規雇用の児童指導員の求人は限定的であり、とくに公共施設では、公務員という安定した身分が得られることもあって、非常に高倍率となるケースも散見されます。

正規雇用を目指すなら、児童指導員の任用資格要件を満たしたうえで、保育士資格も持っている、数年単位の実務経験があるなど、なんらかのアピール材料があることが望ましいでしょう。

正規雇用の児童指導員は、上述したように不規則な勤務体系で働かなければならないうえ、休日もばらばらで、また残業時間も長くなりがちです。

体力的にも精神的にもかなりハードですので、タフな人でないと、正規職員として長く児童福祉施設で働くことは難しいかもしれません。

正規雇用の待遇

正規雇用の児童指導員は、かなり厳しい労働環境にある一方、その収入は年収300万円前後が相場とされており、決して恵まれているとはいえません。

地方公務員として働ける公共施設であれば、キャリアと共に少しずつ昇給していきますが、民間施設では、一般企業とは違って、大きく給料が上がることもあまり期待できません。

独身ならばともかく、結婚して家庭をもつとなると、一家の大黒柱の収入としては、かなり厳しいといわざるを得ません。

これから児童指導員を目指す高校生などが、将来的に結婚する場合、夫婦共働きで生計を立てるか、あるいは配偶者の収入に頼ることを視野に入れておく必要があるでしょう。

児童指導員は、世間からの需要の大きい、非常に社会貢献度の高い仕事ですが、経済的にはかなり苦しい職業といえます。

非正規雇用の児童指導員

非正規雇用の特徴

児童指導員の非正規雇用は、幅広い施設から数多くの求人があり、任用資格要件を満たしていなくても。「指導員」などとして業務範囲を限定して雇用するというところもあります。

非正規雇用は、勤務する日や時間帯についての融通がききやすいという点が最大のメリットであり、また基本的に残業が発生することもありません。

とくに家事や育児、介護などもこなさなければならない人の場合、フルタイムで働くよりも、仕事と家庭生活を両立させやすいでしょう。

仕事内容も、正規雇用のスタッフとなんら変わらないという職場が大半です。

ただし、施設によっては、人員が不足しがちな三季休業日(夏秋冬休み)だけ雇用するなど、あらかじめ期間を区切っているケースもあり、雇用形態としては不安定ですので、条件面はよく確認する必要があります。

非正規雇用の待遇

非正規雇用の児童指導員は、任用資格要件を満たしている人については、時給1000円~1400円前後が相場となっています。

さらに、保育士や教員免許といった関連資格を保有していたり、ある程度の実務経験があると、資格給や能力給がプラスされて、時給1500円~1700円程度が得られる職場もあります。

また、通所型の施設の場合、運転免許があり、送迎業務も担当できれば、時給とは別に手当てが支給されるケースもあるようです。

フルタイムに近い働き方をすれば、たとえ非正規雇用であっても、正規雇用となんら遜色ない収入を得ることも不可能ではないでしょう。