法務のやりがい・楽しさ・魅力

法務のやりがい・楽しさ

業務の専門性の高さ

法務の仕事の面白さは、その専門性の高さ、そして専門性の高さゆえの「与えられている裁量の大きさ」にあるといえます。

たとえば契約書を作成する際、最終的に上司の承認を得る必要はあるにせよ、どんな契約条項を織り込み、どんな文書にするかは、大部分が法務担当者個人の判断に委ねられています。

相手方が作成した契約書のリーガルチェックを行う際も、どの文言をどう修正するかは法務担当者しだいであり、場合によっては契約するべきかどうかの決断まで行うこともあります。

専門知識を駆使して、「ほかの社員にはできない仕事」を手掛けられることが、法務のやりがいです。

練りに練った完璧でオリジナルな契約書が完成したときや、グレーな契約を知恵を絞ってどうにか適法に修正して契約までこぎつけられたときなどは、法務ならではの達成感が味わえる瞬間といえるでしょう。

ほかの社員に頼られやすい

法務は、自分自身でゼロから仕事をつくるというよりは、ほかの部署の社員からの依頼に応えたり、相談に乗ったりするタイプの職種です。

端的にいえば「誰かの手助けをすること」が法務担当者の役目であり、法律知識を使ってほかの社員の役に立てることが、法務のやりがいといえます。

他部署が抱えるトラブルをうまく解決できたときなど、「ありがとう」「助かったよ」と感謝される機会も多いでしょう。

知識と経験を深めて、社内で頼りがいのある法務部員だと認知されるようになると、「この案件は〇〇さんにまかせたい」というふうに、個人名で直接依頼がくるケースもあるようです。

法務は華やかな職種ではありませんが、誰かから頼りにされることで、大きな喜びと仕事に対する誇りが得られるでしょう。

法務の仕事内容・社内の役割とミッション

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法務の魅力

資格を取得してスキルアップできる

法務の仕事は非常に幅広いため、関連する資格も複数あります。

法曹資格を筆頭に、弁理士司法書士行政書士通関士、個人情報保護士、ビジネス実務法務検定、貿易実務検定、管理技能検定など、内容も難易度も多岐にわたります。

参考:特許庁 弁理士試験

参考:法務省 司法書士試験

参考:一般財団法人行政書士試験研究センター

参考:税関 通関士試験

参考:一般財団法人 全日本情報学習振興協会 個人情報保護士認定試験

参考:東京商工会議所検定試験情報 ビジネス実務法務検定

参考:日本貿易実務検定協会 貿易実務検定

参考:知的財産教育協会 管理技能検定

努力は必要になりますが、自身の希望やスキルに応じて、資格を使ってさまざまなキャリアを描けること、キャリアアップしていけることが、法務の魅力です。

これらの資格があれば、昇進もしやすくなりますし、資格手当が支給されるといった経済的メリットも得られます。

また、将来的に他社に転職したり、あるいは脱サラして独立開業するといったことも不可能ではなく、働き方や生き方の選択肢も広がります。

経営陣との距離が近い

世間的なイメージはあまりないかもしれませんが、法務は数ある仕事内容のなかでも、かなり経営陣に近いポジションにあるといえます。

役員の変更登記や新株の発行、定款の書き換え、子会社の設立、紛争対応など、法務の仕事はいずれも経営陣の意思決定が必要な重要事項ばかりです。

会社のトップとともに仕事をすることで、企業運営を全体的に見ることができ、ほかの職種とは違った貴重な経験とスキルを得られるでしょう。

経営陣の役に立つことができれば、直接ねぎらいの言葉をかけてもらえることもあります。

経営陣に顔と名前を覚えてもらうことは、少なからず今後のキャリアパスにもプラスに働くでしょう。