販売促進に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
販売促進に向いている性格・適性
数字に強くデータ分析が得意な人
販売促進の仕事の特徴の一つにさまざまな数字を扱う点があります。
プロモーションによって商品やサービスをどれだけ売り上げ、利益を得られたかを追うのはもちろんですが、販促計画による販売目標や見込みユーザーなど多様な数字を扱います。
予測や結果で数字を扱いますが、それらの数字を使った分析も販売促進の重要な業務です。
過去の実績から仮説を立てて販売計画を立てたり、複数回に分けて行う施策であればスピーディーに結果分析を行い、次回の計画に反映することもあるでしょう。
分析の精度しだいで計画の成否が分かれるともいえるので、データ分析が得意な人はやりがいを持って取り組めるのではないでしょうか。
情報収集が得意な人
販売促進の仕事は情報収集力も重要です。
同業他社のキャンペーン動向を注視するのは当然ですが、違う業界でも次の企画に生かせるようなプロモーション手法を採っていないかなど、情報収集で得た知見は自分の仕事にも活用できます。
ほかにも世の中のニーズを追う、あの商品がヒットした理由を掘り下げて調査する、自社商品の顧客やターゲットの年齢層に人気のタレントを常に把握するなど、アンテナを広くすることも大切です。
このようにして得た情報は自分の企画にも役立てられるため、情報収集が得意な人が向いているといえます。
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販売促進に必要なスキル・能力
企画力
販売促進の仕事をする上で、企画力は必須のスキルです。
データ分析や過去の傾向、世の中のニーズやターゲットの志向など、あらゆる面を考慮して企画を立てていきます。
企画の内容は「こうしなければいけない」という決まりはありません。
商品やサービスが売れて利益を得ることができるのであれば、タレントを起用しても、大々的なキャンペーンを展開しても、全国で流れるCMを制作してもよいということです。
このように、自由な発想で企画を考えられるのは販売促進の仕事の醍醐味といえます。
しかし、一般的には予算が限られており、何らかの制限の中で企画を考えなくてはいけません。
その時ほど販売促進の企画力が求められるため、常日頃、企画に生かせそうな事柄や世の中の流行、ライバル商品の動向や販促展開、異業界の商品キャンペーンにも目を光らせるなど、企画力を養う努力は必要でしょう。
コミュニケーション能力
販売促進は多くの人と関りながら仕事を進めます。
商品を生み出した開発者や市場に流通させる営業担当、メディアに露出するケースであれば広報担当、大量に作るような商品であれば製造部の人たちとも連携を取ります。
社内だけでなく社外の人たちとも関わります。
販促物や特設サイトの制作、イベント会場の設営、キャンペーン後のアンケート調査など、販促計画では外部パートナーのスタッフとも多く関わることになります。
仕事をスムーズに進めるためはもちろんですが、キャンペーンを成功させるためにもコミュニケーションスキルは重要といえます。
販売促進に向いていないのはどんな人?
販売促進に向いていないタイプをあえて挙げるなら、ここで紹介したタイプとは逆の人といえます。
・数字の管理が不得意
・データより直感を大事にする
・都度の情報収集よりも自分の経験で判断する
・ゼロから企画を考えるよりルーチン業務が得意
・多くの人とコミュニケーションを取るのは面倒
ただし自分で自覚している場合は販売促進の仕事は選ばないはずです。
例えどれかに当てはまるとしても、本当に販売促進として働きたい場合は努力しだいで解決できるため気にする必要はありません。