ゲームプログラマーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

ゲームプログラマーに向いている性格・適性

心身が丈夫

ゲームプログラマーは、納期直前には遅くまで残業が続くハードな仕事です。

また、無事にゲームが完成した後も、バグや障害といったトラブルが発生すれば、睡眠を削って対応する日々が続くことになるでしょう。

このような厳しい環境でもゲームプログラマーとしてやっていくには、まず何よりも健康な体と精神的なタフネスさが必要になります。

ゲームが大好き

ゲーム作りはものづくりの一種ですから、作る対象に込める「思い」が大事です。

制作者の思いが込められていないゲームでは、ユーザーを熱狂させるのは難しいでしょう。

そのため「ゲームが人一倍大好き!」くらい言える熱意がある人が、ゲームプログラマーに向いているといえます。

体力的にハードな仕事でもあるため、ゲーム好きの人のほうがモチベーション高くがんばれるのではないでしょうか。

好奇心が旺盛

ゲーム業界は、どんどん新しいテクノロジーが生まれる世界です。

プログラミング技術の進歩はもちろん、VR/ARをはじめとする先端テクノロジーへの理解も、今後さらに求められていくはずです。

こうした技術や情報は、必ずしも業務時間中の仕事だけでは身につきません。

仕事とは別に時間を取り、自発的に学習することが大切になります。

この点で、普段から新しい情報にアンテナを張っておく強い好奇心がある人はゲームプログラマーの適性があるといえるかもしれません。

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ゲームプログラマーに必要なスキル・能力

プログラミングスキル

ゲームプログラマーの本業はゲームのプログラム構築であり、プログラミング技術は何より重視されるスキルです。

ただ、プログラミング技術とひと口にいっても、その種類は膨大にあります。

それらの中で、まず押さえておきたいのはC言語とJavaScriptです。

この2つは汎用性が高く、ほとんどのゲームやデバイスに使われるため、ゲームプログラマーに限らず多くのプログラマーが優先的に学ぶ言語です。

また、ゲームエンジンと呼ばれるUnityやUnreal Engineについても基礎的な知識を持っておくと「ゲームプログラマーになりたい」という熱意が相手に伝わって、就職活動の際などに有利かもしれません。

コミュニケーション能力

1つのゲームタイトルを作り上げるには、プログラマーやプランナー、デザイナをはじめ、多くのメンバーが関わることになります。

チーム一丸となって進めなければ、大ヒットにつながる素晴らしいゲームを作ることは難しいでしょう。

よって、チームのメンバーと協力して業務を行うコミュニケーション能力も、ゲームプログラマーにとって重要なスキルといえます。

プロジェクトというのは往々にして計画どおりに進まないものですから、スケジュールが遅延したり、メンバーの入れ替えがあったり、仕様に大幅な変更があったりと、さまざまな問題も発生します。

他のメンバーをヘルプしたり、あるいはサポートしてもらったり、会議で議論を交わすようなケースもあるでしょう。

そうした際にも、コミュニケーションを円滑にとる能力は大切です。

英語力

英語が使えるかどうかも、ゲームプログラマーにとって重要な要素です。

プログラミングの仕事に必要なスキルや情報を調べる際に、参考書や情報のソースなどが英語で書かれていることが少なくありません。

英語の文章がある程度読めるかどうかで、業務のスピードにも違いが出てきます。

また、外国人スタッフを採用する企業が増えていることや、オフショアの開発メンバーと連携するといった機会も多くなっているため、英語でのメールや電話が必要な場合もあるかもしれません。

そうしたケースに対応できる英語力があれば、周囲から重宝されるでしょう。

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ゲームプログラマーに向いていないのはどんな人?

地道な作業が好きではない

ゲームプログラマーの日常はプログラムを組むことがメインです。

そのため、コツコツとコードを書くような地道な作業が苦手・嫌いな人には、あまり向かないかもしれません。

たとえば学生時代にプログラミングを習い、基礎的な知識はあるものの、一日中プログラミングをするのは耐えられないかもという人なら、「ゲームプランナー」や「ゲームクリエイター」など上流工程の仕事を目指すのもありでしょう。

完璧主義の人

雑なプログラミングではプログラムが動作しなかったりバグが起きてしまいますから、ゲームプログラマーの仕事には正確さが求められます。

一方で、プログラムは「組む→検証する→修正する」という流れが基本でもあり、はじめからパーフェクトなものを目指すより、スピード感をもって一度作ってみて、検証しながら形を整えていくことが大切です。

そのため、最初から100%のものを作ろうとする完璧主義の人は、なかなか仕事が進まずに苦戦する可能性があります。

といっても、仕事経験のない未経験者であれば、初めはミスがないよう慎重に仕事をしてしまうのは当然です。

慣れていくうちに、自然とクオリティとスピードのバランスを取れるようになるでしょう。

ワークライフバランスを大事にしたい人

慢性的な残業や突発の修正対応など、ゲームプログラマーは激務で知られる職業です。

とくに納期直前は徹夜に近い残業が続くこともありますから、「仕事は定時までにして、夜はプライベートを楽しみたい」という方には向かないかもしれません。

とはいえ、近年はそうしたハードな労働環境も少しずつ改善されつつあります。

スマホゲーム業界など、柔軟な働き方ができるベンチャー企業も増えています。

スピーディな仕事ができるよう普段から効率を重視した働き方を心がけたり、いわゆる「ホワイト」な労働環境の会社を探すなどの工夫をすることで、ワークライフバランスを確保することも十分可能ではあります。

実践経験でスキルを身につけよう

プログラミングのスキルは身につけるだけでなく、実践の場で発揮することが何よりも大切です。

車の運転方法を勉強したところで、運転できるようにならないのと同じで、プログラミングを勉強しても実践の場で使えるかどうかは別の問題、現場で求められるコミュニケーション能力も同様です。

そのため、実践経験をしながらスキルを磨くことをおすすめします。

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