ゲームクリエイターとゲームプログラマーの違い
仕事内容や役割は重なるところもありますが、それぞれの言葉が指す一般的な意味を知っておくと、より正確に各職業について知ることができるでしょう。
このページでは、ゲームクリエイターとゲームプログラマーについて解説していきます。
ゲームクリエイターとゲームプログラマーの仕事内容の違い
「ゲームクリエイター」と「ゲームプログラマー」は、どちらもゲーム制作に関わる人のことをいいます。
一般的に、ゲームクリエイターとは「ゲームを作る人」のことを総称する言葉として使われます。
ゲームクリエイターには、ストーリーを考える人、シナリオを作る人、デザインをする人、音楽を作る人など、さまざまな役割を担う人がいます。
一方、ゲームプログラマーとは、「ゲームの企画書や仕様書に合わせ、特殊な開発言語を用いて、意図した通りに動くようにプログラムを組んでいく人」のことを意味します。
どれだけ素晴らしいストーリーやデザインがあったとしても、それだけでは作品として形にし、世に出すことができません。
ゲームプログラマーは開発言語を用い、絵や音楽など、ゲームを構成するあらゆる要素のプログラミングをおこない、作品に落とし込んでいきます。
また、「こういう風にキャラクターを動かしたい」といったデザイナーの要望を汲み取ることも必要です。
「どのようにプログラムすれば、ユーザーにより楽しんでもらえるものになるか」を考えるための発想力やセンスも要求される仕事です。
まとめると、まず「ゲームクリエイター」という大きな職種があって、クリエイターの職種をさらに細かく分けていった際に、その一つとして「ゲームプログラマー」がいると考えるとわかりやすいでしょう。
なお、ゲームクリエイターは、ゲームプログラマー以外にも以下のような職種に分けられます。
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ゲームクリエイターとゲームプログラマーのなる方法・資格の違い
ゲームプログラマーになるには、プログラミング言語を身につける必要がありますが、特別な学歴や資格は必要とされません。
ただし、はじめからゲームプログラマーを目指すのであれば、専門のスクールなどに通い、ゲーム特有のプログラミングスキルを習得するのもよいでしょう。
ゲームプログラマー以外のゲームクリエイターとしてゲーム業界で働きたい場合は、どのような部署で働きたいか、ゲームのどの部分を担いたいかによって、なるための方法や身につけるべきスキルが変わってきます。
たとえばサウンドクリエイター志望なら、音楽理論やDTM(デスクトップミュージック)を学び、オリジナリティのある楽曲を制作するなどの努力が必要です。
デザイナー志望なら、デッサン力を高め、自分の絵をまとめた作品集(ポートフォリオ)を準備することが重要です。
ひとくちにゲームクリエイターといってもさまざまな職種の人々がおり、業務内容も違うため、自分にぴったりな職種は何か、じっくり検討しましょう。
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ゲームクリエイターとゲームプログラマーの資格の難易度の違い
ゲームクリエイターはゲーム制作に携わる人の総称として使われることが多く、ひとつの職種をさすものではありません。
また、ゲームクリエイターもゲームプログラマーも、必須の資格はなく、技術力が重視される仕事です。
ゲームクリエイターとゲームプログラマーの難易度を比べることはできませんが、向き・不向きがあるといえます。
たとえば、ゲームプランナーのような企画系の仕事をする場合には、画力やプログラミングのスキルというよりも、発想力や世の中の動きを見る力などが重要になってきます。
また、ゲームディレクターのように、現場のスタッフをまとめあげ、上層部と現場の橋渡し役となる職種では、折衝力やコミュニケーション能力が欠かせません。
それに対し、ゲームプログラマーには、プログラミング言語をしっかりと使いこなせること、そして作品を形にしていく職人的なスキルが要求されます。
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ゲームクリエイターとゲームプログラマーの学校・学費の違い
ゲームクリエイターやゲームプログラマーになるために、必ず通わなくてはならない学校はありません。
ただ、ゲーム系の専門学校では、ゲーム制作について基本から体系的に学ぶことができます。
ゲームプログラマー志望者向けのコースを別途設置している学校も多いです。
なお、プログラミングそのものを学ぶにはさまざまな方法があります。
大学の情報系学部に通うほか、独学やオンラインスクールを活用しても基本的なスキルを身につけることは可能です。
ゲームクリエイターの企画職を目指している場合には、大学に通うほうが有利になる場合もあるため、志望職種をよくイメージして進学先を考えましょう。
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ゲームクリエイターとプログラマーの給料・待遇の違い
ゲームクリエイターとゲームプログラマーの給料・待遇は、そこまで大きくは変わりません。
ただし、ゲームクリエイターが指すものは広いため、実際にどのような仕事を担当するのかやキャリアによって、収入面に差は出てくる可能性があります。
たとえばサウンドクリエイターとゲームプログラマーでは、どちらも開発職として、給料や待遇の面ではほとんど同じです。
しかし、ゲームプロデューサーやゲームディレクター、ゲームプランナーなどとゲームプログラマーを比較した場合には、給料や待遇ともに違いが見られることが多くあります。
とくにゲームプロデューサーは、現場で仕事をするのではなく、資金繰りをしたり人材を募ったり対外的な仕事に携わったりすることが多く、より責任のあるポジションです。
未経験者や歴が浅い人が就ける職種ではないこともあって、給料は高めに設定されます。
また、現場の管理者となるゲームディレクターも、実務経験をしっかりと積んでいる人が就くことが多く、比較的よい収入が得られます。
ゲームクリエイターとゲームプログラマーはどっちがおすすめ?
ゲームクリエイターとゲームプログラマーのどちらを目指すべきかは、「自分がゲーム業界で何をやりたいのか」によって明確に決まってくるでしょう。
ゲームプログラマーは、プログラミング言語を使い、ひたすら開発作業を行っていきます。
仕様書に基づいて、ゲームシステムやシナリオ、音などがきちんと作品上で動くように実装していくことを役割とします。
そもそもプログラミングが好きでないと、とても続かない仕事ですし、職人のように技術を突き詰めていく探究心も必要です。
プログラマーの仕事に興味があるなら、ゲームプログラマーとしてどんどんスキルを磨いていくのがよいでしょう。
一方、ゲームの企画部分に携わりたいのであれば、ゲームクリエイターを目指す道を考えていくことになります。
とはいえ、企画の仕事といってもさまざまな職種があるため、まずはゲームクリエイターの仕事について知り、なるための道のりをよく調べていきましょう。