営業事務に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
営業事務に向いている性格・適性
裏方でサポートすることが好きな人
営業事務は、営業部署のさまざまな事務作業を担当し、営業メンバーをサポートするのが仕事です。
顧客を訪問するために多くの時間を外回りに費やす営業メンバーと違い、社内でのデスクワークが業務の中心となります。
営業事務がどれだけ気を利かせてスムーズに仕事をこなせるかで、営業メンバーの働きやすさや顧客満足度が大きく変わってくるため、やりがいのある仕事です。
ただ、営業事務は基本的に裏方的なポジションとなるため、自分が目立つよりも、陰で周りの人を支えて生かすこと満足感を得られるタイプの人が向いているでしょう。
営業事務の仕事の成果は、営業のように売上や受注数といったわかりやすい数字では表せません。
しかし、こなしている仕事量や仕事のスピード、周囲から感謝される度合いなど、自分の成長を実感できる材料は数多くあります。
日々のちょっとした出来事から自身の成長を感じて、それをモチベーションにしていけるような人なら、営業事務向きといえるでしょう。
几帳面で計画的に物事を進められる人
営業事務の仕事には、顧客情報の管理や見積書・請求書作成といったミスが許されないものも多いです。
そのため、営業事務の仕事はスピード感だけでなく慎重さや正確さも求められます。
仕事では「ミスをしないことは当たり前」であり、そのうえで臨機応変さや作業スピードを求められるため、慣れるまでは大変です。
ときには単調な入力作業や確認・照合といった作業を延々と行うこともあり、集中力を保つことも大変です。
しかし、営業事務の仕事では正確さは非常に重要であるため、几帳面で、計画立てて物事を進めていける人が最適です。
コミュニケーションが好きな人
営業事務は一人でコツコツと作業を進めているだけでなく、周囲の同僚や他部署の人など多くの人と関わる仕事です。
営業部署のメンバーはもちろん、売上や経費などの数字について社内の経理部門などとやりとりすることもあります。
また、お客さまから直接メールや電話を受けて対応することもあり、相手のニーズをくみ取って、対応することも求められます。
コミュニケーションを苦にせず、チームメンバーと協力していける人であってこそ仕事も楽しんでやっていけるでしょう。
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営業事務に必要なスキル・能力
マルチタスクへの対応力
営業事務は、常に数多くのタスクをこなさなければなりません。
一つひとつのタスクは難易度は低く、すぐに終わるものも多いですが、その数・種類ともに膨大なことも少なくありません。
そのため、ひとつの仕事に没頭しないと力を発揮できないタイプの人だと能力を発揮しにくいでしょう。
たくさんの仕事を並行して進められ、優先順位をつけて作業スケジュールを作れる人が営業事務で活躍しやすいです。
コミュニケーション能力
営業事務は周囲の人と関わる仕事が多いため、コミュニケーション能力が重要です。
仕事のために文書やメール、電話などでコミュニケーションをする能力も大切ですし、忙しく動き回る営業メンバーが気分良く仕事できるように気を配れることも大切です。
いつも気持ちよく、愛想良く周囲に接してくれる営業事務の人がいると、職場も活気づき、チームワークも形成されやすくなります。
おしゃべりである必要はありませんが、周囲が働きやすくなるよう、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
また、無茶な依頼は断ったり、教育や他メンバーのために厳しい指摘をしたりできることも大切で、部活動のマネージャーのように全体が見える立場から必要な意見ができる人が向いています。
事務処理能力
営業事務は単純に多くの事務仕事があるため、事務処理能力の高さも求められます。
仕事がたまりすぎると、突発的に生じる営業メンバーからの依頼に対応できないため、できるところからどんどん仕事をこなしていかなければなりません。
そのため、パソコンやさまざまなオフィス機器を使いこなすスキルや、ビジネス文書がすぐに書けるといった能力や、業界ルールや社内ルールを遵守できることも大切です。
仕事のスピードが速いだけでなく、正確さも大切であるため、常に事務処理能力の向上が求められます。
営業事務に向いていないのはどんな人?
デスクワークだけがしたい人
周囲とコミュニケーションを取ったり、会議で意見したりといった仕事が苦手で、デスクワークに没頭できる事務職を選ぶ人がいます。
こういったタイプの人は、同じ事務職でも営業事務はあまり向いていません。
営業事務は多くの人とコミュニケーションを取る必要があり、自分の仕事だけに没頭できる時間はそう多くないからです。
営業事務を目指したい場合は、少しずつ周囲の様子をうかがったり、コミュニケーションを取ったりする練習をして準備するとよいでしょう。
考えこんでしまう人
営業事務の仕事では、周囲からどんどんタスクが振られてくるため、タスクをどんどん処理していく必要があります。
別の言い方をすると、あまり考えている時間はありません。
判断や検討が必要なものは上司や同僚に任せ、できるところから手をつけていくといった仕事の仕方も、ときには必要です。
自分で考えこみ、仕事を抱えこんでしまう癖のある人は、早めに周囲とコミュニケーションを取って解決できるようにしましょう。