文系でもデータサイエンティストになれる? 数学力はどれくらい必要?
文系出身者でもデータサイエンティストになれる?
データサイエンティストという職業は、文系・理系関係なく目指せます。
実際に、文系出身でデータサイエンティストとなり、第一線で活躍している人もたくさんいます。
とはいえ、全体的な割合ではやはり理系出身の人が数として多く、文系はどちらかといえば少数派となるようです。
データサイエンティストの業務では「統計学」や「数学」といった理系科目の知識を用いますし、「論理的思考力」や「分析力」など、理系的な考え方や発想も必要だからです。
したがって、文系出身者でもデータサイエンティストになることは可能ですが、理系的な考え方は磨いておく必要があります。
「数字を見るだけうんざりする」「自分は直感的・感情的な人間であり、論理的には考えられない」といった人の場合、文系・理系関係なくデータサイエンティストとして活躍するのは難しいでしょう。
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数学力はどれくらい必要?
データ分析の世界では数学が共通語として使われていますので、ある程度の数学力は必要です。
具体的には、確率・統計・微分積分・行列など高校で習うような数学的知識は、少なくとも基礎部分は理解しておきたいところです。
数学については、市販の参考書などでも学習することはできるため、データサイエンティストを目指す場合は、高校の数学を今一度復習しておくことをおすすめします。
数学力以外に必要となる知識は?
データサイエンティストとして働く上では、数学力以外にも次のような分野の知識が必要となってきます。
・統計学
・IT、情報処理関連(とくにデータベース分野の知識)
・プログラミング言語(とくにRやPythonなど)
・機械学習、ディープラーニング
・経営、ビジネス、マーケティング
・英語力(英語の技術論文を読む際などに必要)
これらの知識も文系学部ではなかかなか触れることが少ないため、今までまったく関わってこなかった人であれば、自主的に勉強しておくとよいでしょう。
もちろん入社時点ですべての分野に精通している必要はありませんが、いずれ必要となる知識です。
事前にできる限りは蓄えておくに越したことはありません。
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文系からデータサイエンティストになるには
データサイエンティスト職の求人に応募して、選考を突破し企業に採用されれば、その時点でデータサイエンティストとなれます。
「理系のみ」「文系は禁止」のように出身学部で制限している求人というのは少ないため、基本的には文系出身者であっても問題なく選考に応募・参加できます。
とはいえ、企業側としてはより知識や熱意のある人材を求めており、大学で関連する分野を熱心に学んできた理系学生を高評価することが多いです。
そのような、すでにバックボーンをもつ理系のライバル達と戦う上でも、文系出身者の場合は自主的に統計学や機械学習など関連する分野の勉強をし、ハンデを補うことも大切です。
また、自身の熱意を客観的にアピールする上では、関連する資格を取ることも効果的でしょう。
まったく学習をせずに応募してきた文系学生と、自主的に学習し自らを高めた上で応募してきた文系学生では、採用担当者の目も大きく変わってくるでしょう。