芸能人と会える仕事の種類(14選)
「一度だけでも会ってみたい」「知り合いになりたい」という願望を抱いたことがある人は少なくないでしょう。
世の中には、そんな憧れの芸能人と会うことができる仕事がたくさんあります。
放送局や映画制作会社、広告業界や出版業界など、クリエイティブな業界の仕事。
メイクアップアーティストやスタイリスト、デザイナーなど、美容やファッション業界の仕事です。
ここでは、華やかな舞台を支えているさまざまなスペシャリストたちを紹介しましょう。
芸能人と一緒に、テレビ番組の制作に携わる仕事
芸能人が出演する機会が多いのは、テレビ局で放送している番組です。
こうした現場で、番組の企画やキャスティング、台本制作やロケなどに携わっている仕事に就いている人たちを紹介します。
まずは「テレビディレクター」です。
テレビ番組の現場を仕切る役割を果たしており、スタッフや出演者との打ち合わせの主導権を握るのもディレクターです。
ディレクターの上司にあたるのが「テレビプロデューサー」になります。
プロデューサーは予算の管理やキャスティングに関して決定権を持っており、統括という立場になります。
出演者である芸能人と一緒に番組を進めることがあるのは「アナウンサー」です。
バラエティ番組で芸人と一緒に司会進行を務めたり、情報番組でミュージシャンや俳優にインタビューをしたりすることがあります。
スタジオやロケ現場で実際にカメラを回すのは「テレビカメラマン」です。
カメラマンは、芸能人の表情や動きを最も近くで撮影することができる職業ともいえるでしょう。
テレビディレクター
テレビディレクターは、テレビ番組の制作現場における責任者です。
番組作りのはじめから終わりまでの全てを指揮して、自分のイメージ通りに番組を作りあげていきます。
ドラマの場合には俳優への演技指導もディレクターが中心となって行います。
テレビ局の制作部門や番組制作会社に入ると、まずはADからスタートすることがほとんどです。
そこで数年間、下積みとして番組制作の基礎を学んだのち、ディレクターに昇格するのが一般的なルートとなります。
テレビプロデューサー
テレビプロデューサーは、テレビ番組の最後に流れるクレジットでは「制作統括」とも書かれます。
ディレクターが現場のリーダーであるのに対して、プロデューサーは全体の責任者であり、あらゆる決定権を持ちます。
企画会議、お金の管理、出演者のキャスティングなど仕事内容はさまざまです。
キャスティングでは、番組のコンセプトや視聴ターゲットからの好感度の踏まえたうえで出演者を選ぶことが大切です。
出演する芸能人がトラブルを起こしたときには、放送の延期や中止、出演者の差し替えなどの判断をすることもあります。
アナウンサー
アナウンサーの仕事は、自分の声を使って視聴者にわかりやすく情報を伝えることです。
情報番組をはじめ、バラエティ番組の進行役、スポーツの実況、イベントの司会など、さまざまな活躍の場があります。
あらかじめ用意された原稿を正しく読む力のほか、番組の進行状況に応じて臨機応変に対応しながら雰囲気づくりをする力も必要です。
人によっては「リポーター」として現場の取材を通して生の声や状況を伝えたり、「ナレーター」としてVTRにナレーションを入れたりすることもあります。
アナウンサーの多くは、テレビ局やラジオ局に就職して社員として働いていますが、経験を積むとフリーになって活動する人もいます。
テレビカメラマン
テレビカメラマンは、テレビで放送するさまざまな番組の撮影をする仕事です。
撮影する内容はニュースリポートやドキュメンタリー番組もあれば、スポーツの生中継もあります。
芸能人と仕事をする機会が多いのは、ドラマや音楽番組、バラエティ番組などになります。
スマートフォンやハンディカメラの高画質化が進み、一般人でも手軽に撮影ができるのが現代社会です。
こんな時代だからこそ、テレビカメラマンは他の人には真似できないような優れた映像センスや高いテクニック、専門的な知識が求められます。
芸能人と一緒に、ラジオ番組の制作に携わる仕事
芸能人と一緒に番組を作る仕事というとテレビのイメージが強いかもしれませんが、ラジオ局でもたくさんの番組が作られています。
次は、ラジオ番組の企画やオンエアに携わっている仕事について紹介します。
ラジオの現場で企画や進行のリーダーとなるのは、「ラジオディレクター」です。
実際にトークをしながら番組を進行するのは「ラジオパーソナリティー」で、台本を考える「放送作家」もいます。
ラジオの仕事は、声や音楽だけでリスナーを楽しませるための工夫やセンスが必要とされます。
ラジオは芸人やミュージシャンが出演する番組が多く、彼らの個性と魅力を引き出せる構成にすることも大切です。
ラジオディレクター
ラジオディレクターとは、ラジオ番組の企画、構成や番組内で使用する曲の選曲などを行う人のことをいいます。
多くの人の間に立ち、的確に指示を与えなければならないので、コミュニケーション能力と順応性が求められます。
ラジオディレクターとなるためには、ラジオ局に就職する、ナレーター事務所などの制作系部署に所属する、フリーのディレクターになるなどの方法があります。
大手のラジオ局の採用は高学歴の新卒を採用するケースが一般的のようです。
ラジオパーソナリティー
ラジオパーソナリティーは、ラジオ番組で話をしながら司会・進行する仕事です。
ラジオパーソナリティーとして活動している人は、大きく3つに分けられます。
芸能プロダクションに所属している人、放送局の社員として働いている人、そしてフリーランスとして仕事を請け負っている人です。
いずれの場合にも、仕事を得るためには、人脈や人柄が大切になってきます。
芸人やミュージシャンなど、出演者とトークをする機会も多いので、話術を磨くことが何よりも大切でしょう。
放送作家
放送作家の仕事は、テレビやラジオの番組の構成を考えることです。
担当する番組は、バラエティ、音楽番組、ドキュメンタリーなどさまざまで、ドラマや報道以外のすべてのジャンルになります。
プロデューサーやディレクターなどと番組の企画案を考え、アイデアを出して、会議で決まったことを企画書にまとめていきます。
近年では、多チャンネル化やインターネットでの番組配信などにより、放送作家の需要は大きくなっています。
20代で正社員への就職・転職
芸能人のPRやサポートをする仕事
芸能人は、デビューしたからといって、すぐに人気が出るわけではありません。
世間の人たちに認知してもらい、応援してもらうためには、まずは知ってもらう機会が必要です。
そのために大切なのが、テレビで流れるCMや雑誌などのメディアへの出演です。
ここでは、そんなCMや雑誌を作る仕事をしている広告業界や出版業界で働く人たちの仕事を紹介します。
まず、広告業界の代表的な仕事といえば、「広告代理店社員」でしょう。
雑誌や写真集などの出版をする「出版社社員」も芸能人と関わる仕事があります。
また、映画の場合はプロモーション担当の「映画宣伝」という仕事があり、舞台挨拶などを通して出演者と関わることがあります。
こうした人たちの努力があるからこそ、芸能人は世間からの注目を集めることができるのです。
広告代理店社員
広告代理店社員とは、広告掲載主(クライアント)から依頼を受けて、広告の企画・制作を行う企業に勤める人のことをいいます。
広告代理店社員の仕事は、営業、マーケティング、クリエイティブ、経理、人事、広報など多岐にわたります。
実際に広告の企画や制作を手掛けるクリエイティブ職は、CMプランナー、アートディレクター、コピーライターなどの専門職に分かれて仕事をしています。
クリエイティブ職は、芸能人を広告に起用することも多く、芸能界との結びつきが強い仕事といえます。
出版社社員
出版社社員とは、書籍や雑誌の企画や制作、発行をする出版社に勤める人のことを意味します。
小説や雑誌、漫画など、幅広いジャンルの本を手掛ける大手の出版社から、特定の分野やジャンルに特化した本をつくる小さな出版社まで、さまざまな会社があります。
ファッション誌や週刊誌では、モデルや女優などの特集をする機会が多くあります。
また、音楽雑誌では、ミュージシャンや歌手を取材する機会が多くあります。
人気のある芸能人の写真集やファンブックを出版するケースも少なくありません。
所属している部署にもよりますが、出版社社員は芸能人との関りが多い職業といっても過言ではないでしょう。
映画宣伝
「映画宣伝」は、映画が新規公開される際に、観客動員が増えるようにプロモーションプランを立案・実施していく仕事です。
新聞、雑誌、テレビ局などのマスコミに直接映画を売り込む「パブリシティ」、さまざまな企業と共同でプロモーションを行う「タイアップ」。
テレビ、雑誌などに広告を出稿する「メディアバイイング」、宣伝物を作成する「クリエイティブ」。
そしてそれらを統括する「宣伝プロデューサー」などに分かれています。
芸能人と関わる機会もあり、映画好きな人や芸能界に興味がある人にとって、魅力的な仕事となることは間違いないでしょう。
芸能人の魅力を引き出す仕事
芸能人の魅力や美しさを引き出すために、舞台裏でサポートする仕事もあります。
ヘアメイクやファッションを通して彼らの個性を輝かせる、美容や服飾関係の仕事の人たちです。
たとえば、テレビ出演や雑誌の撮影の際にヘアメイクを担当するのは「メイクアップアーティスト」です。
スタジオの照明や服の色味、その人の肌の状態や人柄に合わせて、魅力的なヘアメイクを考え出します。
その日の撮影のコンセプトに合わせて似合う服を考えるのは「スタイリスト」の役目です。
実力のあるメイクアップアーティストやスタイリストは、特定の芸能人の専属となって働くことも多くあります。
美的なセンスはもちろんのこと、芸能人からの信頼を得るためのコミュニケーション能力も求められる職業です。
メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストの仕事は、女優やモデル、タレントなどのお客さまにメイクを施すことです。
肌の色味や肌質、輪郭や顔のパーツは人によって大きく異なります。
それぞれの魅力を最大限引き出せるようなメイクを生み出すことが大切です。
テレビ・映画などの撮影の場や、ファッションショーやイベント時には、照明や光のあたり具合、テーマやシチュエーション、出演者の個性や服装などを考慮してメイクをします。
現場経験が重視される仕事のため、一人前になるまでには、アシスタントとして厳しい下積み時代を送る覚悟が求められます。
スタイリスト
スタイリストとは、雑誌や広告、テレビ、映画の撮影やコンサート、ステージなどで、出演者の洋服や靴、小物、アクセサリーなどをコーディネートする仕事です。
事前に他のスタッフと打ち合わせを行い、イメージを固めて、衣装や小道具を調達します。
撮影現場では、カメラマンやメイクアップアーティスト、ヘアメイクの人などと協力しながら仕事を進めていきます。
スタイリストになるために必要な資格はありませんが、多くの人は服飾系の専門学校を卒業しています。
その後、プロダクションに所属するか、先輩スタイリストに弟子入りし、独立していくルートが一般的です。
スタイリストの仕事紹介ページ
芸能人をサポートする仕事
ここまで見てきた仕事以外に、芸能人を直接的にサポートする仕事があります。
それは、「マネージャー」の仕事です。
マネージャーは、スケジュールの管理や送迎、体調管理や精神的なサポートなど、さまざまなケアを行います。
芸能人の場合は「芸能マネージャー」声優の場合は「声優マネージャー」として、それぞれ仕事をしています。
売れっ子芸能人の陰には必ず敏腕マネージャーがいるといわれているほど、マネージャーの存在は大切です。
コミュニケーション能力とマネジメント能力が高い人に最適な仕事といえるでしょう。
芸能マネージャー
芸能マネージャーは、芸能プロダクションやタレント事務所に所属する俳優・女優やタレント、歌手などの付き人をします。
芸能人の芸能活動がスムーズに行えるようサポートするのが仕事です。
仕事内容としては、担当芸能人のスケジュール管理、マスコミ各社への出演交渉、宣伝活動などが挙げられます。
また、ときには芸能人に対して仕事のアドバイスをしたり、悩みを聞いたりして、彼らの精神的な支えとなることも大事な役割です。
マネージャーは、一人で複数の芸能人を担当することも多く、また現場に合わせて行動しなくてはならないため、どうしても不規則な生活になりがちです。
心身ともにハードワークですが、担当した芸能人の人気が出たり、その活躍が世の中で認められたときには、大きな達成感とやりがいを味わえます。
声優マネージャー
アニメや映画、イベントなどに出演する声優の仕事をサポートするのが声優マネージャーです。
担当している声優に仕事の依頼が来た際には、収録の日程を調整したり報酬の金額を確認したりしながら業務の内容を固めます。
スケジュールの管理や現場までの送迎はもちろんのこと、オーディションの情報収集やメディアの出版物の内容チェック、飲食物や差し入れの買い出しまで、さまざまな業務を行います。
最近の声優は歌手デビューをしたり俳優デビューをしたりすることが多く、売れっ子芸能人として多忙な毎日を送っているケースが珍しくありません。
ときには声優自身の悩みや愚痴を聞いたり食事に付き合ったりすることもあり、心身ともに声優を支える重要な役割を果たしています。
この記事のまとめ
芸能人というと「雲の上の存在」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、芸能人と出会うことができる仕事は、意外とたくさんあるものです。
放送業界や広告業界、出版業界、ファッション業界。
それぞれの業界にそれぞれの業界ならではの関わり方があります。
華やかな舞台で活躍する彼らを全力でサポートしたいという気持ちがある人は、大きなやりがいを感じられることでしょう。
30秒でわかる!転職サービス診断
-
20代・第二新卒・既卒の転職支援サービス:Re就活エージェント(PR)
-
未経験OK! IT・Web業界に特化:マイナビITエージェント(PR)