CMプランナーの年収はいくら? 給料についてくわしく解説
CMプランナーの平均年収・給料の統計データ
CMプランナーの平均年収・月収・ボーナス
CMプランナーというと華やかで給料が高いイメージをもつ人もいるかもしれませんが、CMプランナーの給料は勤めている企業の規模によって大きく異なります。
一般的には大手の広告代理店の場合は給料水準が非常に高くなりますが、地方都市の小規模な広告制作プロダクションの場合は決して高給とはいえないようです。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
CMプランナー (Indeed) |
439万円 | 時給 -円 |
日給 -万円 | ||
月給 24.9万円 |
上記のデータから、CMプランナーの年収は400万円前後であることがわかります。
ただし、CMプランナーは実力や所属する企業の規模によっても給料に差が出やすく、人によって収入が大きく変わってくることがあります。
CMプランナーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは
データを基に算出すると、CMプランナーの平均年収は400万円前後、月額の給料は22~30万円程度になると思われます。
ただし、広告業界をはじめとしたクリエイティブ職の給料は、個人の能力・成果によって大きく変わることもあります。
若くても実力が認められれば給料が大幅にアップし、30代のうちに年収1000万円を手に入れることも不可能ではありません。
ボーナスについては、大手の広告代理店ではたいてい支給されていますが、支給額は会社の業績や個人成績に連動するケースが多く、その年によって差があることも多いです。
CMプランナーの初任給はどれくらい?
CMプランナーが活躍する広告代理店の新卒正社員の初任給は、月給20万円~25万円程度ほどです。
電通では、2021年度採用での初任給は月26万円程度です。
博報堂は年棒制としているため月給は公表されていませんが、月25万円程度とされています。
また、2019年に初年度の年棒とされていた342万円を12で割ると28.5万円となります。
中小の広告代理店では、この額よりも低めとなっていることが多く、一般的な企業の初任給とさほど変わらないでしょう。
CMプランナーの福利厚生の特徴は?
大手の広告代理店は福利厚生が充実しており、一般的な休暇制度や社会保険のほか、資格取得のためのサポートや資料購入費などの手当てがあるところも多いです。
また、近年増えているインターネット広告を手掛ける企業などでは、若い世代が働きやすいように制度を整えているところも多いです。
20代で正社員への就職・転職
CMプランナーの給料・年収の特徴
残業の多さが収入につながっている
CMプランナーは残業の多い職業です。
自分が手掛けているCMのコンテを書くときやクライアント向けの資料を準備するとき、映像の編集をしているときには夜遅くまで残業をすることも珍しくありません。
このような深夜残業の多さが残業代につながり給料が高くなるケースがあります。
年俸制も多い
広告代理店の中には、賃金の額を年単位で決める「年俸制」をとり、その金額を12ヵ月に分けて支払う企業もあります。
この場合、時間外勤務手当が支給されれば労働時間に見合った給与額になりますが、年俸制の場合は手当を含む支給額である可能性が高いため、注意が必要です。
一見額面が多くても、時間外勤務手当が別で支給されるかどうかを確認しましょう。
CMプランナーが所属する代表的な企業の年収
会社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
電通グループ | 1160万円 | 40.9歳 |
博報堂DYホールディングス | 1064万円 | 43.4歳 |
サイバーエージェント | 680万円 | 32.6歳 |
出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)
電通グループの平均年収
国内総合広告代理店としてトップの電通グループの平均年収は1160万円です。
国内最大手で長い歴史を持つ企業であり、世界規模でも5位と、業界内では非常に高いシェアを占めています。
博報堂DYホールディングスの平均年収
国内総合広告代理店第2位である博報堂DYホールディングスの平均年収は1064万円です。
博報堂や大広、読売広告社など、国内の歴史ある広告代理店を傘下に持ち、電通と合わせて広告代理店の二大巨頭といわれています。
サイバーエージェントの平均年収
インターネット広告を中心とするサイバーエージェントの平均年収は680万円です。
広告業界全体では比較的歴史の新しい企業ですが、ネット広告の分野で急成長し、ゲーム事業やメディア事業も手がけている注目の企業です。
20代で正社員への就職・転職
CMプランナーが収入を上げるためには?
収入を上げる一番の近道は、フリーランスになって独立することです。
過去に大手メーカーの人気CMを手掛けたりコンクールやコンテストで受賞したりという実績のある人には、評判を聞いた企業や官公庁などからさまざまな仕事の依頼が舞い込みます。
このようなケースの場合、企業に所属して給料をもらうよりも、独立して自分の個人事務所を立ち上げてクライアントと直接契約をしたほうが良い条件で仕事ができるようになることがあります。
実力や人気次第で年収1000万円以上の高待遇を手に入れることも夢ではありません。
CMプランナーとして高い収入をめざしたいという人は、いずれは独立する道を視野に入れるのもよいでしょう。