CMプランナーの需要・現状と将来性

CMプランナーの現状

CM(コマーシャルメッセージ)の歴史は古く、日本では戦後ラジオやテレビ放送の広がりとともにお茶の間に広まっていきました。

印象的なCMは子どもたちの間でも話題になり、インパクトのあるキャッチコピーやメロディはまさにその時代を象徴する文化にまで発展したといっても過言ではないでしょう。

このように人々の生活に身近な存在であり続けたCMは、時代の移り変わりとともにその姿を変えています。

昔のようにラジオやテレビだけがメインではなく、近年ではインターネットの発達とともに動画サイトのコンテンツの合間に流れるCMや企業のHPで見ることができるCMが急増してきているのです。

媒体が広がったことで制作の幅も広がり、ドラマ仕立ての長尺のCMやアニメのようなCM、ミュージックビデオのようなCMなど、今までにないような斬新なCMが注目されるようになってきています。

CMプランナーの仕事もますます幅が広がってきているといってもよいでしょう。

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CMプランナーの需要

テレビやラジオ、インターネットなどのメディアがある限り、CMプランナーとしての仕事がなくなることはないでしょう。

ただし、広告業界は非常に景気の波を受けやすい業界です。

近年、不況が続いたことによりさまざまな企業で広告宣伝費が削られており、CMの製作本数や制作予算も減少傾向にあります。

これまでよりも限られた日数や予算の中で、よりよいCMを作らなくてはならないため、CMプランナーとしては頭を悩ませることになるかもしれません。

CMプランナーの将来性

近年は「ユーチューバー」に代表されるように独自のコンテンツを自分で制作して発信するクリエイターが世間から大きな注目を集めるようになってきました。

動画で紹介した食品が爆発的に売れたり、身につけた洋服や使っていたおもちゃがメディアで大々的に取り上げられたりする現象も起きており、その宣伝効果には計り知れないものがあります。

こうした傾向を受け、企業が人気ユーチューバーのスポンサーとなり商品を提供して動画で紹介してもらうというケースも増えてきました。

かつてのように広告代理店だけがCMを作ることができる時代ではなくなっていることは間違いないでしょう。

プロのCMプランナーとしてクライアントから頼りにされ続けるためには、他の媒体では成し遂げられないようなクオリティやアイディアを発揮したCMを手掛け続けていくことが求められます。

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CMプランナーの今後の活躍の場

近年、広告の主体はテレビやラジオなどのマス媒体から、インターネットなどのデジタル媒体へシフトしてきています。

とくにインターネット広告の市場規模は拡大を続けておりCMプランナーとしてもインターネットコンテンツのCMやSNSを利用したCMなどを手掛ける機会が増えてくると考えられます。

テレビのように秒数や時間の縛りがない分、自由にCMを作ることができる一方で、短期間で消費されるものが多いため、CM数が増え一本あたりの単価がどんどん下がっているという声も聞かれます。

広告のデジタル化や、インターネット向けの広告の需要が拡大するにつれ、CMプランナーの活躍の仕方も変わってくるでしょう。