キャリアコンサルタントのやりがい・楽しさ・魅力
キャリアコンサルタントのやりがい・楽しさ
人の可能性を信じ、応援できる仕事
キャリアコンサルタントが最も喜びや、やりがいを感じる瞬間は、自分がコンサルティングを行った相談者の課題が無事に解決し、進むべき道が定まったり明るい表情を見せてくれたりしたときです。
人のキャリアに関して踏み込むことは大きな責任を伴いますし、ときに悩みや苦しみを共有することもあるかもしれません。
しかし、相談者の心に寄り添って真剣に向き合えば向き合うほど、目標を達成したときのやりがいもひとしおです。
キャリアコンサルタントは、人の可能性を最大限に信じて、応援する仕事です。
人が好きで、人に深く関わっていきたいという気持ちを持っている人であれば、この仕事はまさに天職だと実感できるでしょう。
さまざまな価値観の人と出会い、人間性を深めていける
キャリアコンサルタントは、毎日たくさんの人と接します。
仕事を通じ、年代や生活環境を越えてさまざまな人と出会えるのは、この仕事の楽しい一面です。
人との出会いから、自分の価値観が広がっていくことを実感できますし、人から学べることもたくさんあります。
自分自身が豊かな人生経験を積んで、自分の器を大きくしていければ、コンサルティングにもいっそう深みを出していけるでしょう。
日々の業務内容に変化があり、成長を続けていける
一見、同じように感じられる相談内容であっても、クライアントによって置かれている立場や状況、価値観などはまったく異なります。
また、コンサルティングには「こうすれば必ずうまくいく」といった絶対的な正解はないため、相談者が帰ってから振り返り、「もしかしたら、こんな方法もあったかもしれない」と迷うこともあります。
しかし、その振り返りや反省も、キャリアコンサルタントとして成長するためには大切なことです。
正解がない仕事だからこそ、業務を続けるなかで自分自身をどんどん成長させていき、そこにやりがいを見い出す人も多くいます。
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キャリアコンサルタントの魅力
国家資格としての信頼性・権威性がある
近年、厚生労働省はキャリアコンサルタントの育成に力を入れています。
キャリアコンサルタントの国家資格ができたのは2016年。
まだ歴史は浅い職業ですが、現在の日本社会において、キャリアコンサルタントの存在が重要視され始めていることがわかります。
実際、働き方や生き方の価値観が多様化している現代では、自身のキャリアで悩む人が急増しています。
キャリアの専門家としての国家資格を得た人材は、さまざまな職場で重宝され、信頼性や権威性があることから待遇や労働条件でも優遇されやすいです。
活躍の場が広がっている
キャリアカウンセラーは人材系の企業や教育機関で働く人が多いです。
しかし「働き方を含めた生き方そのもの」で悩む人は、日本全国どこにでもいます。
そのため、キャリアコンサルタントの知識・技能を生かし、NPO法人やボランティア団体など、さまざまな場所で活躍できる可能性があります。
経験を積んで専門性に磨きをかけていけば、独立することも可能です。
厚生労働省によってキャリアコンサルタントとしてのレベルが明確に示されたことで、この仕事に就く人は、自身の現在の実力を客観的に把握しやすくなり、目標を立てやすくなっています。
まだまだ発展していくであろう将来性のある職業であることも、魅力のひとつです。