社会人からキャリアコンサルタントになるには
社会人からキャリコンサルタントを目指すルートは?
キャリア支援に関わる仕事に就くために、必ずしも国家資格が求められるわけではありません。
民間のキャリアカウンセラー資格を取得して働く人もいますし、無資格でも先輩コンサルタントのアシスタント的な業務から、キャリアカウンセラーの知識・技術を身につけていくことも不可能ではないです。
しかし、2016年にキャリアコンサルタントの国家資格制度がスタートしたことで、今後キャリアの専門家として人の相談にのるには、国家資格保有者が、より信頼されていくと考えられます。
社会人からキャリア支援の専門家を目指すのであれば、国家資格取得のための養成講習を受け、資格を取得したうえで、人材系企業などへの就職・転職を目指すほうがよいでしょう。
ただし、国家資格を持っていれば確実に就職・転職が保証されるわけではありません。
キャリアコンサルタントになるために勉強した基礎知識・スキルに加えて、他業界の専門知識を持っていたり、営業や事務経験などのスキルがあると有利になるといわれています。
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働きながらキャリコンサルタントの資格は取れる?
キャリアコンサルタントは社会人が目指すケースが多い職業です。
そのため、養成講習は夜間や週末に開講するものも数多くあります。
また、あまり時間がとれない場合には、通信教育を組み合わせた講座を選ぶことも可能です。
ただし通信講座を利用する場合も、カリキュラムの途中では、会場に出向く「スクーリング」が必須となります。
スクーリングでは、ロールプレイングやグループワークなどを通して、実践的なスキルを磨きます。
スクーリングの日程は講座によって異なりますが、平日は仕事があることを考慮して、土日中心で行われるケース多いようです。
計画的に勉強を進めていけば、働きながらでもキャリアコンサルタントの資格をとることは可能です。
通信や独学でキャリコンサルタントの資格は取れる?
キャリアコンサルタントの養成講習は、民間の資格スクール・団体が実施しています。
令和2年4月1日時点で21講習が認定されており、開催地域は日本全国にわたります。
すべて通学で学ぶ講座もあれば、通学に通信を組み合わせたものもあり、その人に合う形で学ぶことが可能です。
スクーリングは必須であり、通信だけで学ぶことはできません。
厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタントの講習の種類は、厚生労働省の以下のページから確認できます。
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社会人からキャリコンサルタントになる人は多い?
多様な生き方を望む人と関わるキャリアコンサルタントは、自分の人生経験が存分に生かせる仕事です。
学校を卒業したばかりの若いうちよりも、社会人としてさまざまな仕事で経験を積んできたキャリアコンサルタントのほうが、現場では重宝される場合もあります。
とくに、一般企業の人事や派遣会社でのコーディネーター業務、また教育機関・地域センターなどで学生や一般の人に対する相談業務などに携わった経験があれば、そこで身につけた知識・スキルをそのまま生かせるでしょう。
社会人からキャリアカウンセラーになることは決して難しい話ではありませんし、実際、最近では別の仕事を経てからキャリアコンサルタントに転身する人も増えつつあるようです。