美容師として働くのに必要な資格や免許は?

美容師の資格の種類は?

美容師として働く場合、「美容師免許」の取得は欠かせません。

この美容師免許は国家資格であり、取得のためには厚生労働大臣が指定する美容師養成施設(美容学校)を卒業して、国家試験に合格する必要があります。

なお、美容師養成施設は通学制の学校と通信制の学校があり、通学の場合は2年以上、通信では3年以上学ぶことが求められます。

上記の学校を卒業して国家試験の合格後、美容師免許の申請・登録を経て、ようやく美容師として働けるようになります。

美容師免許を取得する際に、病院で受けた診断書が必要?

美容師の国家試験に合格しても、美容師免許を取得するには別の手続きが必要です。

美容師免許を申請するためには、手続きに必要な書類のほかに、病院で受けた診断書が必要となります。

美容師はお客さまの身体に触れる仕事のため、健康や精神に異常がないかを確認しておく必要があるからです。

診断書はどのような病院でも取得でき「美容師免許を申請するため」と目的を伝えておけば、スムーズに診察をしてくれます。

病院によって費用は変わりますが、一般的に3000円から4000円程度です。

美容師におすすめの資格は?

管理美容師

管理美容師は、多くの美容室で必要とされる資格です。

「美容師法第12条の3」により、「美容師である従業者の数が常時2人以上である美容所の開設者は、当該美容所を衛生的に管理させるため、美容所ごとに、管理美容師を置かなければならない」とされていて、美容師一人だけで営業する場合以外は、すべての美容室に必須のものなのです。

管理美容師は、美容師の免許を受けた後3年以上美容の業務に従事し、講習に参加することが必要です。各都道府県により差はありますが、講習は年に2回開催され、3日間にわたり受講するのが一般的です。

福祉美容師

福祉美容師とは、NPO法人日本理美容福祉協会の認定資格です。

高齢者や体に障害がある人などへ施術をするために、介助や介護福祉の知識を身に付けます。

福祉美容師として自宅に出張したり介護施設等で施術をしたりする人も増えつつあり、これからの高齢化社会を担う職業として、注目を集めている資格です。

着付け資格

美容室の中には、着付けを行うところもあり、着付けができると手当てが支給されることもあります。

着付けをするために特別な資格は必要ありませんが、国家資格の「着付け技能検定」などを取得していると、美容師として有利になることは間違いありません。

美容師免許がなくてもできる仕事

誤解されている方も多いですが、美容師免許を持っていなくても、店員として美容院で働くこと自体は可能です。

店の掃除や片付け、受付、電話応対程度であれば行うことが可能で、美容師以外に受付スタッフを雇っているサロンもあります。

一方、美容室では美容師免許の所持者にしかできない業務があります。

「美容師法」では、第6条に「無免許営業の禁止」となっており、「美容師でなければ、美容を業としてならない」といったことが書かれています。

美容師免許を持っていない場合、美容師が日々行っているお客さまへのカットやパーマ・カラー・シャンプーをしてはいけないということになります。

現場ではこの線引きが曖昧になっていることも多く、特に美容学生は学校に通いながら美容室で働くことがあります。

そういった人たちはアシスタント業務としてシャンプーやブローなどの簡単な施術は任されているケースもあるようですが、本来は美容の施術を提供できるのは美容師免許を取得した人だけとなっています。