女性のアナウンサーのキャリアパス・結婚後の生活

女性のアナウンサーの現状

アナウンサーは昔から非常に人気の高い職業であり、テレビ局によっては採用試験の倍率が「何千倍」という結果になることもあります。

特に女性のアナウンサー、いわゆる「女子アナ」は全国各地から希望者が殺到することで有名なので、見事アナウンサーになれた人は自信と誇りを持って仕事に向かうことができるでしょう。

女性のアナウンサーのキャリアパスとしては、放送局で経験を積み重ねて管理職になる人もいますし、十年ほど働いたのちにフリーランスになる人もいます。

また、アナウンサーとは全く関係のない別の職業へと転職する人もいるようです。

たとえば、元フジテレビの人気アナウンサーであった菊間千乃さんは、2007年にフジテレビを退社後、2010年には新司法試験に合格して弁護士へと転身しています。

フジテレビへの入社が1995年ですから、実に12年ほど働いて転職したことになります。

同じく元フジテレビの大橋マキさんは、病気などの影響もあって同社を2年で退社後、アロマセラピストとして活躍しています。

そのほか、アナウンサー出身者で政治家になる人も比較的目立ちます。

女性のアナウンサーの強み・弱み

女性のアナウンサーには、女性ならではの強みと弱みがあります。

一番大きな強みとしては、男性のアナウンサーに比べると表情や声が柔らかいことから、視聴者に安心感を与えられるということでしょう。

女性ならではのコミュニケーション能力の高さを生かして、インタビュー番組でゲストと信頼関係を築いたり、取材先から独自の情報を聞き出したりすることもできます。

また、バラエティ番組や歌番組では芸能人のオーラに負けないルックスの華やかさで番組の雰囲気を作り出すこともできます。

その一方で、女性のアナウンサーには弱みもあります。

報道番組の担当をする場合は深夜や早朝の仕事も多いので、体力が必須です。

男性に比べると体力がない女性にとっては過酷な勤務になることもあるようです。

アナウンサーの結婚後の働き方・雇用形態

昨今の流れを見ていると、女性のアナウンサーのなかには、結婚や出産などをきっかけに放送局を退社してフリーランスになる人が少なくありません。

結婚後もずっと局にとどまり出産の際には産休や育休を取得しながら長く働き続ける人もいるのですが、20代後半から30代前半くらいのライフスタイルが変化するタイミングで独立して自由に仕事をする人も多いのです。

フリーになることのメリットは、私生活を最優先に考えながら仕事ができるということでしょう。

「家事があるので夕方には家に帰りたい」「育児があるので土日は働きたくない」「夏休みは子どもと過ごしたいのでしばらく仕事を休みたい」など、それぞれの家庭に最適な勤務を選択しながら働くことができます。

もちろん、そのぶん収入は不安定になりますし、実力や人気が伴わなければあっという間に仕事はゼロになってしまうので、女性の結婚後の働き方は慎重に選択することが大切です。

アナウンサーは子育てしながら働ける?

女性のアナウンサーが子育てしながら働けるかどうかは、仕事の内容や勤務スケジュールによって異なります。

自分が司会やリポーターを務める番組を持っていれば、スタッフとの打ち合わせ・リハーサル・本番・反省会と長時間拘束されることが多いので、子どもの都合に合わせようと思ってもなかなか休みを取れないというケースが多いようです。

また、ニュース番組は早朝や夕方、深夜に放送していることが多く、この時間帯の生放送に出演するのであれば、子どもの預け先の確保には苦労することになります。

このような状況のときには夫や両親、知人やベビーシッターなど、育児を助けてくれる人が身近にいることが絶対条件にはなるでしょう。

周囲への協力が期待できない場合、育児が大変な数年間は時短勤務をすることや報道のような緊急性の高い仕事を外れることで両立が可能です。

いずれにしても、アナウンサーが勤務するような放送局は大手企業なので、出産や育児をしながら働き続けるための制度自体は十分に整っていると考えておいてよいでしょう。

アナウンサーは女性が一生働ける仕事?

女性のアナウンサーにはさまざまな生きる道があり、局アナから女性の管理職を目指して働き続ける道もあれば、フリーになって自由に働く道もあります。

また、アナウンサーとして培ったスキルを生かして転職することも可能です。

たとえば「人に何かを伝える」という点でいえば、記者、女優・俳優、気象予報士、キャスター、あるいはホテルでの接客やアパレルショップなどにおける販売の仕事が挙げられます。

また、アナウンサーは見た目に気を付けている人が多いため、丁寧な応対や優雅な身のこなしが求められる企業の受付や秘書、キャビンアテンダントなども転職先として考えられるでしょう。

アナウンサーの世界は競争が厳しく、激務として知られているため、転職する際には「前職がアナウンサーならガッツがあるはず」と、プラスに評価されることも多いようです。

アナウンサーは一生働き続けたい女性にとって、人生の選択肢を増やしてくれる職業といえるでしょう。