アナウンサー採用試験では

採用試験の流れ

 

テレビ局やラジオ局で実施されるアナウンサー採用試験は、その内容も流れも、他の職種における採用試験とは一線を画すユニークなものとなっています。

ここでは、アナウンサー採用試験の一般的な流れについてご紹介します。

エントリーシート

 

いわゆる書類選考ですが、近年は紙で提出するのではなく、Web上に入力することもあります。

顔写真や全身写真の貼付や、志望動機、趣味・特技、学生時代にがんばったことなどを記入します。

NHKの場合は、テーマに沿って書いた作文を提出することもあります。

アナウンサーは非常に人気のある職種のため、この段階でかなりの人数(10分の1程度にまで)が絞られてしまいます。

書類で落選してしまうと面接を受けることができないので、アナウンサー志望の学生にとってこのエントリーシートは非常に重要な関門です。

少しでも合格の可能性を高めるために、モデルやアナウンサー志望の学生に人気のスタジオで写真を撮ったり、アナウンススクールの講師に添削を受けたりして、何度も書き直しながら提出します。

一次面接

 

書類審査に合格したら、一次面接に進むことができます。

会社によって個別面接の場合と集団面接の場合とがあり、主にエントリーシートに沿った質問がなされます。

質問の答えの内容も大事ですが、どちらかというと声の質や喋り方、容姿の印象、コミュニケーション能力など「アナウンサーとして人前に出ることができるかどうか」をチェックされます。

カメラテスト

 

カメラの前に立ち、その場で渡された原稿を読む「原稿読み」や、自己PRを行います。

カメラを通して審査をされているという緊張感から、声が震えてしまう人や漢字を読み間違えてしまう人、表情が強張ってしまう人も決して少なくはないそうです。

カメラテストはまさにアナウンサーならではの試験といえるでしょう。

講習会

 

実地研修のような形でのフリートークやカメラテストを行います。

フリートークでは、相手の話に対してどのような相槌をうっているか、どのような質問を返せるかなど、トークのセンスを見られます。

二次面接

 

一次面接とは異なり、個人面接である場合が多いです。

面接官として、制作部や編成部など、アナウンス部以外の役職者が加わることも多く、ますます厳しい戦いになってきます。

最終面接

 

最終面接は役員クラスとの面接になります。

相当少ない人数まで絞り込まれていますが、ここで会社側と志望者側の価値観や思いのすり合わせを行い、最終的に採用するかどうかの判断がなされます。

ここをクリアすれば内定です。

局によっては、採用試験の途中で筆記試験(一般常識問題など)が実施される場合もあります。

アナウンサーになるには

採用試験における講習会とは

 

キー局や、準キー局におけるアナウンサーの採用試験では、どこかのタイミングで「講習会」というものが実施されることが多いです。

講習会とは、現役のアナウンサー指導の下、実地研修のような形でフリートークやカメラテストを行うものとなっています。

しかし、これも実質的には選考の一部とみなされていることがほとんどであり、第一線で活躍するアナウンサーの目から見て「アナウンサーの適性があるのかどうか」を判断されるシビアな場だといえます。

どうしても緊張してしまう受験生が多いようですが、講習会に呼ばれるのは、何かキラリと光るものがあると判断された限られた人のみ。

ここでがんばっておくことで、たとえその局の試験には不合格になったとしても、一般公募をしていない他の地方局から声をかけられるという人もいるようです。