タクシー運転手の現状と将来性

タクシー業界をとりまく状況の変化

近年、タクシー業界ではさまざまな変化が起こっています。まず、2002年にはタクシーの数量規制が廃止されたことで業界への参入がしやすくなり、結果的にタクシーの数が大幅に増えるという事態を招きました。

その一方、輸送人員の数は右肩下がりを続けています。そして、ついに2014年1月には改正タクシー特別措置法が施行され、今度は強制的にタクシーが減車される流れとなっています。

現在、都市部においては電車やバスの利便性が高くなっていること、また日本の人口が年々減少していく中においては、この先も輸送人員が大きく増えることは考えにくく、タクシー業界をとりまく状況はあまり明るいとはいえないかもしれません。

しかしながら、訪日外国人や高齢者の送迎といった新たな需要も見込まれるなど、決してネガティブな面だけではありません。これから新しい市場づくりが行われていくことも考えられます。

タクシー運転手の今後

タクシー運転手は、運転免許を取得し、身体が健康でありさえすれば、基本的には誰でもなれる職業だといえます。

もちろん、運転技術や地理の知識、お客さまに対する気づかいやマナーなど求められるものはさまざまありますが、これらはある程度仕事をしながら学んでいくことができますし、やる気さえあれば歓迎という会社も多いようです。

とはいえ、実際に仕事をするとなると、そう楽なものではないことに気づくはずです。人相手の商売なだけにストレスは大きく、また1日の勤務時間が長いため体力や集中力も要します。

また、歩合制という独特の働き方に対応できるかどうかも、仕事を続けていくポイントになるでしょう。

経験を積み、個人タクシーの運転手になれば法人タクシーで働く以上の自由も得られますが、うまくいかなければ年収は一般的な会社員のそれに満たないということも十分に考えられます。

「本当に稼げる」タクシー運転手になるためには、地道な努力と前向きな姿勢が必要になります。

自動運転技術の進歩

現在、自動車メーカーやIT企業が自動車の自動運転技術の開発を進めています。

実際に路上での運転実験も行われており、安全面や法律面の問題は多く残るものの、技術的には実用の段階に近づきつつあります。

遠い将来とはなりますが、自動運転が一般的になると、タクシー運転手の仕事も変わってくることでしょう。