【2021年版】タクシー運転手の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

タクシー運転手の平均年収・給料の統計データ

タクシー運転手の給料は、「歩合制」が基本となります。

一般的なサラリーマンのように毎月決まった給料をもらうわけではなく、自分の乗務中、どれだけお客さまを乗せることができたかによって収入は変動します。

がんばった分だけ収入はアップするというメリットがありますが、金額はどうしても月によって上下しやすく、不安定な一面もあります

タクシー運転手の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査によると、タクシー運転者の年収は、平均年齢59.5歳で300万円ほどとなっています。

・平均年齢: 59.5歳
・勤続年数: 10.2年
・労働時間/月: 166時間/月
・超過労働: 16時間/月
・月額給与:  232,100円
・年間賞与: 211,000円
・平均年収: 2,996,200円

出所:厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

タクシー運転手の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、タクシー運転手の平均年収は350万円前後となると思われます。

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ0.6ヶ月となっていることから、月額総支給額は28万円、ボーナスは年間20万円ほど支給されていると考えられます。

東京都で勤務するタクシー運転手で、独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は22〜23万円ほどになると見込まれます。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業よりも給与水準は低めとなっています。

ただし、タクシー運転手の給料は歩合制のため、必ずしも安定してこうした金額が得られるとは限りません。

タクシー運転手の初任給はどれくらい?

タクシー運転手の初任給は、歩合制のため一概にいうことはできません。

すぐに平均並みに稼げる人もいれば、そうではない人もいます。

また、地方の場合はさらに給与が低くなり、年収200万円台という人も珍しくありません。

タクシー運転手の勤務先の規模別の年収(令和2年度)

タクシー運転手の年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10〜99人規模の事業所に勤めるタクシー運転手の平均年収は266万円、100〜999人規模は294万円、1,000人以上の規模では380万円、10人以上規模の事業所平均は300万円となっています。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

タクシー運転手の勤務先の年齢別の年収(令和2年度)

令和2年度賃金構造基本統計調査によると、タクシー運転者の年収は、年齢とはあまり相関がなく、300〜400万円となっています。

平均年収は300万円となっています。

タクシー運転手の福利厚生の特徴は?

会社によって異なりますが、歩合給とは別でボーナスの支給を行う会社もあります。

また、なかには「固定給+歩合制+ボーナス」という給与体系をとっている会社もありますが、この場合、歩合制は若干低めに設定されていることが大半です。

できるだけ安心して働けるよう、応募する前に会社の給料の仕組みについてはよく確認しておきましょう。

健康保険、厚生年金、雇用保険、労働保険、介護保険などの社会保険が完備されているのはもちろん、近年では女性が働きやすいようさまざまな制度や環境を整えているところが増えてきています。

タクシー運転手の給料・年収の特徴

歩合制の一例

タクシー会社によって異なりますが、歩合率は60〜65%程度に設定されていることが多いです。

たとえば歩合率60%の会社において、1日の売上が30,000円、1ヵ月あたり20日働いた場合の月収は以下のようになります。

30,000円×20日×0.6%=360,000円

これだけ見ると多いように感じますが、毎日コンスタントに稼ぐのは非常に難しいため、どうしても収入は不安定になりがちです。

収入の差が激しい

タクシー運転手全体の平均年収は約300万円といわれており、決して誰もが高い収入を得られる仕事とはいえません。

しかしながら、実力のある人は年収1000万円以上を得るなど、人によっての差が大きい仕事だといえます。

地域によって年収の差が

タクシー運転手として働く場合、お客さまの数が多い東京をはじめとする都市部に勤務する人の方が、平均収入は高くなっています。

自交総連が調査した都道府県別の年収データを見ると、東京が484万円なのに対し、秋田県では240万円台にとどまっています。

また、歩合率が東京だと50~60%とされていますが、地方では40~50%とより下がってしまうこともあります。

地域によって年収には格差があり、より収入をアップさせたい場合は都心部で終業することを目指すとよいでしょう。

参考:自交総連 タクシー労働者と産業計男性労働者の労働条件比較

タクシー運転手の正社員以外の給料・年収

タクシー会社に勤めて働く運転手の場合、自分が稼いだ分の40%程度の金額は会社に納めなくてはなりません。

一方、独立・開業し個人タクシーの運転手になると、稼いだ分の金額はそのまま得ることができます。

車代やガソリン代は自己負担となりますが、たくさんの売上を得ることができれば、会社で働く場合よりも収入は大きくアップします。

個人タクシーの場合は完全歩合制となるためリスクも大きいといえますが、実力がある運転手になれば、かなりの収入を得ることも夢ではありません。

タクシー運転手が収入を上げるためには?

タクシー運転手は歩合制のため、基本的に勤続したからといって給料が大幅にアップすることはありません。

収入をアップさせるためには、自ら努力して多くのお客さまを獲得しなくてはならないからです。

またタクシー運転手は、乗務中は一人で仕事をするため、一般的な仕事と違い、同僚と協力したり上司が指示をしたりすることはありません。

時間配分や走るルート、お客さまへのサービスの仕方などは、すべて自分で決めなくてはなりませんし、すべてが自分の責任となります。

一方で、よい接客をすることで固定客が付いたり、走る道を工夫することで多くのお客さまを乗せられたりと、努力が収入に直結していきます。

タクシー運転手として年収をアップさせたい場合は、とにかくさまざまな努力や工夫を重ね、他の運転手に負けないようスキルアップしていくことが近道でしょう。