国連職員の仕事内容

国連の役割と仕事

紛争、人権、貧困、気候・・・、世界にはさまざまな問題があり、世界はその問題解決を国連に期待しています。

国連ではそれらの問題解決のため、国際性と国連憲章により付与された権限により、国連総会、国連安全保障理事会、経済社会理事会、その他さまざまな機関や委員会を通じ、193の国連加盟国が自国の見解を表明できる場を提供しています。

国際平和と安全の維持、国家間の友好関係の構築や生活水準の向上、人権の推進等を任務とし、世界各地の難民の救済や保護、テロ対策、開発、核不拡散への働きかけなどの課題に重点をおく組織です。

どんな勤務先があるか

国連職員は、その約6割を本部以外の世界各地に派遣する、即応型のフィールド主体組織であり、世界各地で問題解決を行います。

国連事務局をはじめ、世界銀行や、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連人権高等弁務官事務所(UNHCHR)、国際労働機関(ILO)、国連ボランティア連絡事務所(UNV)などです。

国連職員の職務

具体的に国連職員はどのような分野の任務に従事しているのでしょうか。

職種としては、IT、財務、農業、貿易、金融、産業育成、人事や環境など幅広く複数あり、各機関ごとに必要とされる職種や職務は異なります。各国際機関や各現地事務所にはさまざまな職務を担った、上記のような職種の専門家がいて、チームとして問題解決に当たります。

たとえば、生活総合開発事業で、収入や生産性向上をミッションとする職員の職務は、援助地域の選定など調整役が主な業務です。

一方、国連リベリアミッション(UNMIL)では、広報官という立場で現地で取材し、記事を書くことで平和を構築するというミッションを担っている職員もいます。

必要とされる能力

国連職員には、世界各地の問題を解決するための即戦力を求められており、語学力と専門的かつ最高水準の能力が必要とされます。能力の中には、中立性・公平性、チームワークや、プレゼン力、他文化への理解なども含まれます。

そして何より大切なのは、幅広い国連の仕事の中で、何を専門とし、何がしたいかという目標が明確であること。理念と問題意識、問題解決への意欲と姿勢が大きく問われる仕事でもあるのです。