国連職員の出身大学や学歴は? 留学はしたほうが良い?

国連職員になりたい人にとって、実際に働いている人の出身大学や留学経験の有無などは気になるポイントでしょう。

ただし、有利な大学や学部があるわけではなく、重要なのは、即戦力となる能力を持っていることです。

ここでは国連職員になるための学歴や留学経験について、詳しく説明していきます。

国連職員になるために必要な学歴は大学院卒以上

ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)には、学士号(大学卒業)以上の学歴が必要です。

一方、空席公告やジュニア・プロフェッサー・オフィサー(JPO)派遣制度に応募するには、修士号(大学院修士課程修了)以上の学歴が必要です。

国連では、育成の場ではなく、常に即戦力を求めています。

つまり、国連職員として働くためには、高い学歴を持ち、専門知識やスキルを身につける必要があります。

これから国連を目指すなら、まずは大学を卒業することが重要で、卒業後さらに学んで修士号を取得することで、より多くのチャンスを得ることができます。

こうした学歴に加えて、応募先の機関において必要となる専門知識やスキルも必要です。

特に専門分野での深い知識や研究経験は重視され、国際関係、開発、人権、環境などの分野において、実務経験や関連する経験を積むことは有益です。

またNGOや政府機関での勤務経験、ボランティア活動なども役立つでしょう。

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国連職員に有利な大学・学部はない

国連職員になるためには、特に有利な大学や学部があるわけではありません。

国連は、人々の多様なバックグラウンドや経験を尊重し、幅広い専門性を持つ人材を求めています。

学部についても、「選考に有利な学部は一切ない」と国連人事センターのガイダンス資料でも公言されています。

ただし選考においてはこれまでの専攻と職務経験(インターン・ボランティアも含める)が一貫していて、即戦力であることが重視されます。

そのため重要なのは、自分の興味や関心を持った分野で学び、専門性を深めることです。

例えば、環境問題に興味があれば環境学や環境科学を学ぶことが役立ちますし、国際関係に興味があれば国際関係学や国際法を学ぶことが有益です。

まずはどのような仕事に従事し、どのような国際貢献をしていきたいかを明確にしましょう。

大学や学部に通っているかよりも、自分が目標とする国際貢献を実現するために必要な専門性を身につけることができるかが教育機関を選ぶポイントとなるでしょう。

国連職員を目指すなら、留学という選択肢も

国連職員になるためには、とても高い語学力が求められます。

国連では、アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語の6つの公用語が使われています。

しかし、国連職員が業務でよく使うのはフランス語と英語です。

国連職員として応募するには、英語かフランス語のどちらかが必須とされています。

さらに、他の公用語を話すことができれば、評価が高まるでしょう。

語学力を高めるために、国連職員になるための修士号を留学先で取得する方法もあります。

留学することで、実際の言語力を身につけるだけでなく、異なる文化の中で生活する力や、異なるバックグラウンドを持つ人々と交流する能力も身につけることができます。

これらは、国連職員になるために必要な重要な資質であり、非常に有益です。

海外の教育機関で学歴を取得する場合のパターン
  • 学士号と修士号も海外で取る
  • 学士号を日本で取得し修士号は海外で取る
  • 学士号を海外で取り修士号を日本で取る

国連職員になるためには、修士号を持つことが必要です。

時間的制約がある場合、学士号を日本で取り、修士号を海外で取るパターンをおすすめします。

このパターンであれば、学生のうちに海外大学院のリサーチ、専門分野の確定、貯金など留学に必要なさまざまなタスクをこなす時間が取れます。

また、海外大学院に在学中、もしくは卒業後に、現地国連機関でのインターンシップのチャンスが巡ってくるかもしれません。

また海外の教育機関で学歴を取得する意外には、以下のようなパターンが考えられます。

  • 語学留学をする
  • 国際交流プログラムに参加する

語学力を向上させるために、語学留学をすることも一つの方法です。

英語圏やフランス語圏など、拾得を目指す言語を話す国に留学することで、実践的な言語力を身につけることができます。

また国際交流プログラムや学生交換プログラムに参加することで、異文化体験をする機会が得られます。

他の国の学生と交流し、国際的な視野を広げることができます。

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留学するなら英語圏やフランス語圏の国がおすすめ

国連での業務では、英語とフランス語が使われていますが、世界的には英語が第2の言語として話される人が多いです。

だからこそ、留学するなら英語圏の国がおすすめです。

もしすでに英語が流暢に話せる場合は、フランス語圏への留学も考えてみましょう。

また、目指す専門分野に関しては、最新の研究や技術に触れることができる国や教育機関を選ぶことも大切です。

ただし、語学を重視するあまりに、専門分野があまり整っていない国を選んでしまうと、将来のキャリア形成に困ることもあります。

何をいつまでに学びたいのかを明確にし、さまざまな視点から留学先を検討することが大切です。

留学を通じて、言語力を伸ばすだけでなく、自分の夢や目標に近づくための貴重な経験を積むことができるでしょう。

国連職員になるための学歴や有利な大学のまとめ

国連職員になるためには、いくつかの条件があり、修士以上の学位を持つことも求められます。

ただし、有利な大学や学部があるわけではありません。

重要なのは、過去の専攻や職務経験が一貫していて、即戦力となる能力を持っていることです。

とくに重要なのは語学力で、英語とフランス語が堪能であることは必須条件です。

留学を通じて語学力を磨いたり、現地の言語環境や異文化体験を通じて国際的な視野を広げたりすることは非常に効果的です。