外交官は激務?

残業の多さは官公庁イチ?

公務員として日本と世界各国間の交渉・調整業務を行う外交官。重大な使命と責任を負っている外交官の仕事は、激務というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

外務省勤務の外交官や外交官経験者は、「とにかく残業が多い」と口を揃えて言います。

月間残業時間が150時間を超えることも珍しくないそうで、とくに国会開会期間中は国会答弁作成作業があり、大臣官房などの部署では明け方までの残業となる場合もあるとのことです。

ただしこれは部署によって異なるようです。直接的に国益に関わる大きな課題を扱う部署では残業時間が多くなりがちで、反対にそれほど緊急課題が多くない部署では、残業時間は少ない傾向にあるそうです。

24時間体制で緊急対応

たとえば本省で安全保障政策を担当している外交官の場合、海外で何か有事があった際には、深夜でも出勤しなければならないことがあります。関係各所と迅速に連絡を取り、対策を立てるためです。

24時間いつでも出勤できる体勢でいなければならないことは大きなストレスでしょうし、体調管理が難しいという問題があるかもしれません。

海外勤務が多い

外交官になりたいという人は、海外で仕事ができることに魅力を感じているのではないでしょうか。

外交官になればもちろん海外で仕事をするチャンスはたくさん巡ってきます。しかし、思ったよりも海外勤務がハードだった、という声も聞かれます。

基本的に、国家公務員総合職または外務省専門職員試験に合格すると、外務省に入省後2〜3年ほど、専門に選んだ言語の国に留学することになります。

その後も5〜6年周期で海外勤務と本省勤務を繰り返すことになります。

入省仕立ての若い頃はフットワークも軽く、キャリアアップのために海外経験を積むいいチャンスといえます。

しかし、家庭を持つ、不動産を購入するなど、日本国内に生活基盤を作るには、海外勤務や度々の海外出張はマイナス要因になるかもしれません。

イメージ通り激務の面がある外交官ですが、国際社会で日本代表として働くやりがいは何ものにも代え難いと、日々業務に励む外交官が多いのも事実です。