ディスパッチャーの現状と将来性

安全なフライトのために、なくてはならない仕事

航空業界では、パイロットや客室乗務員(CA)をはじめ、さまざまな職種に就く人たちが活躍しています。

そのなかでも「地上のキャプテン」といわれるディスパッチャーは、安全なフライトを実現するために不可欠な存在です。

気象や航空法、航空機の仕組みなど、航空に関するあらゆる情報に精通しているディスパッチャーは、専門知識を駆使してさまざまなデータを集め、フライトごとに安全運航のための計画を作っていきます。

そして、フライト中にも最新の気象状況などをパイロットに伝え、フライトを地上からサポートします。

つまり、ディスパッチャーは、そこに航空機がある限り必要とされる存在なのです。

また、ディスパッチャーは現場経験を積んだのちに国家資格を取得する必要があるなど、誰でも簡単にできる仕事ではありません。

日々勉強をして、経験を積めば積むほど周囲から信頼されるようになりますし、自分の確かな成長が感じられるでしょう。

活躍の場は拡大傾向に

近年は、格安航空会社(LCC)の参入や、国際線のフライトが増加傾向にあるため、全体としてディスパッチャーが活躍できる場面も増えているといえるでしょう。

日系の大手航空会社以外に、外資系航空会社やローカルエアラインなどでもディスパッチャーは必要とされています。

ただし、一人前のディスパッチャーとして認められるには、現場経験と国家資格が必要となります。

未経験者がこの職業を目指す場合には、まず「航空会社に就職」したうえで、適性が認められて「運航管理部門に配属」される必要があるため、狭き門といえるかもしれません。

必須ではありませんが、気象予報士の資格を持っていたり高い英語力を有していると、就職するうえで有利に働くことがあるかもしれません。