財務専門官に必要な資格・学歴はある?

財務専門官に必要な資格

財務専門官になるために必要な資格はありません。

必要なのは財務専門官採用試験に合格と、最終合格者だけが受けられる採用面接の合格なので、資格取得の勉強は必要なく試験対策のみに力を注げます。

財務専門官として働きだした後も基本的に資格は必要ないようですが、より知識を深め専門性を高めるためや、自分のスキルアップのために資格を取得することは可能です。

財務局としてもそうした成長を後押しするために「通信研修」が用意されています。

業務幅が広い財務専門官ですので、用意されているコースも多種多様です。

・簿記
・中小企業診断
・宅地建物取引理論
・金融
・英語
・ファイナンシャル・プランナー
・ビジネス実務法務

参考:財務省財務局採用サイト サポートシステム

財務専門官は異動することも多く、担当部署も変われば新しく専門知識が必要になります。

そうした際に少しでも早く業務を覚える、もしくは将来に向けて事前に準備をしておく意味でもこうした資格取得は有効です。

財務専門官になるために必要な学歴

すでに学校を卒業している人であれば、22歳から30歳までの人に受験資格があり、学歴は問われません。

在学中で21歳の人に限り学歴による制限が設けられており、大学に通っている人は試験年度の翌年3月に卒業見込みの人、短大や高等専門学校に通っている人は卒業または試験年度の翌年3月に卒業見込みの人です。

一例として、以下に2020年度の財務専門官採用試験の受験資格を記しますので参考にしてください。

■2020年度 財務専門官採用試験の受験資格
1.1990年4月2日~1999年4月1日生まれの者
2.1999年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
(1)大学を卒業した者および2021年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
(2)短期大学または高等専門学校を卒業した者および2021年3月までに短期大学または高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

上記「1」の場合、学歴は問われませんので高卒でも受験資格はあるということです。

参考:人事院 財務専門官採用試験

ただし受験資格を得るには3年ほど期間が空くため、モチベーションを維持するのが大変です。

また、受験資格の「2」にあるように大学や短大、高等専門学校の卒業・卒業見込みが条件にあるので、それと同等の学力がなければ財務専門官採用試験を突破するのは難しいでしょう。

なお、財務専門官採用試験の第1次試験では基礎能力を問われる多肢選択式と記述式の筆記試験が行われます。

内容は憲法・行政法、経済学・財政学・経済事情、民法・商法、統計学政治学社会学、会計学(簿記を含む)などが出題され、どれも独学で習得するのは難しいかもしれません。

年齢条件さえクリアしていれば学歴は関係ありませんが、高校時代から財務専門官を目指すことを決めている場合、事情が許すのであれば大学なり短大なりに進学して基礎学力を向上させた方が合格する確率は上がるでしょう。