平成30年度システムエンジニアの給与・収入の統計
※昨年度のシステムエンジニア給与統計につきましては、<システムエンジニアの給料・年収>をご覧ください。
システムエンジニアの平均年収統計
厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると、システムエンジニアの平均年収は、38.6歳で551万円となっています。
・平均年齢:38.6歳
・勤続年数:11.8年
・労働時間:158時間/月
・超過労働:16時間/月
・月額給与:371,800円
・年間賞与:1,050,300円
・平均年収:5,511,900円
出所:厚生労働省「平成30年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。
システムエンジニアの給料の考え方
システムエンジニアは専門的な技術を用いる職業でもあるため、一般的な職種に比べると給与はやや高めの水準となることが多いです。
ただし全員が全員、給料水準が高いというわけではなく、実際には経験やスキルによってだいぶ違いが出てきます。
たとえば、学校を卒業したばかりの新人はどこの会社であっても月収20万円弱ほどですが、経験を積むごとに給与が高くなっていき、難しいプロジェクトもこなせるようになると、月収60万円〜80万円にもなる人もいるようです。
さらに、大手企業勤めでプロジェクトマネージャーなどの重要なポジションを任される人材にもなれば、年収1000万円を軽々と超えることもあるようです。
そのように、経験やスキルによって給料に差が生れやすいのが、システムエンジニアという職業です。
システムエンジニアの職場規模別の給料・年収
システムエンジニアの給料は、規模が大きい事業所ほど年収も高くなる傾向にあります。
厚生労働省「平成30年 賃金構造基本統計調査」によれば、10人〜99人の事業所に勤めるシステムエンジニアの平均年収は491万円、100〜999人の事業所では533万円となっています。
1,000人以上の事業所となると609万円となり、一般的な会社員よりもやや高めの年収となっています。
システムエンジニアの男女別・年齢別の給料・年収
システムエンジニアの給料は、男女や年齢によっても変わってきます。
厚生労働省「平成30年 賃金構造基本統計調査」の男女別の集計では、20~24歳は男性よりも女性のほうがやや年収が高いという結果が出ていますが、それ以外の年代は総じて男性のほうが女性よりも高い年収となっています。
なお全体の平均としては、男性の平均年収は570万円、女性の平均年収は462万円となっており、女性のほうが100万円ほど低い数字となっています。
年齢別では、男女問わず年齢とともに順調に年収が上がっています。
もっとも高い年収は、男性は50歳~54歳の692万円、女性は45歳~49歳で573万円となっています。
なお、60歳以降になると年収が急に下がっていますが、これは定年後の再雇用により、雇用契約が変わったことが原因として考えられます。
※賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。