職業訓練指導員のつらいこと・大変なこと・苦労

職業訓練指導員のつらいこと・大変なこと

スキルを吸収し続けるつらさ

生きた授業にして、就職後も学んだことを活用してもらうには、担当する科目の技術や知識はつねに吸収し続ける必要があります。

トレンドや実際の現場で求められている技術に対してアンテナを張り巡らせ、自分自身のスキルアップも求められます。

最新の技術動向を追えることがメリットと感じる人もいますが、必要以上に追い求めるのが苦痛になる人もいるでしょう。

信頼性が問われる

どの仕事にもいえますが、職業訓練指導員の場合も例外ではありません。

特に職業訓練指導員は人に教えるのが仕事です。

スキル的な信頼はもちろん、就職やキャリアに関する相談を受けるため一人の人間としての信頼性も問われます。

企業訪問や求人開拓を担当することもあり、対外的な信頼性も問われます。

「この人にまかせてもよい」という評価を得られる行動が求められるでしょう。

多様な受講生と接する

職業訓練指導員が教える相手は年代も経歴も多様です。

意欲にあふれ、訓練する職業に本気でつきたい人やスキルアップを目指すもいれば、なんとなく訓練に参加した人、会社の命令で受講する人などさまざまです。

しかし受講したからには一人ひとりにやる気を起こさせなければなりません。

興味のわく授業内容にしたり、実践訓練では仕事の面白さを伝えたり、教育者の立場で接する姿勢が求められます。

刺激が少ない

実際の現場で働いていると、習得した技術を生かして品質の高い仕事につなげられますし、クライアントからも感謝されます。

新たな課題にぶつかれば試行錯誤して解決する喜びも得られます。

しかし職業訓練指導員の場合、新しい技術を習得したとしても生かせるのは授業だけです。

教えることに関しては常に刺激的といえますが、一人のスペシャリストとしては刺激が少ないと感じる人もいるでしょう。

職業訓練指導員の悩み

職業訓練指導員は技術者であると同時に教育者としての役割があります。

受講生は性格、保有スキル、職歴、やる気がさまざまな上に理解度も一人ひとりちがいます。

しっかり向き合い、受講科目をマスターするまで粘り強く訓練しなければいけませんし、その責任もあります。

理解度を高め、興味を持ってもらうために教材や実践訓練にも工夫が必要です

カリキュラムの設定、訓練実施、実施内容の評価と問題点のあぶり出し、カリキュラムの改善といったように、いわゆるPDCAサイクルによって訓練の質を上げるのも大事な役割です。

以上のことから、「教えること」に関しての悩みは多いといえます。

職業訓練指導員を辞める理由で多いものは?

職業訓練指導員を辞める理由は人それぞれですが、以下が主な原因です。

・スキルを吸収し続けるのが苦痛になった
・技術面以外で信頼を得ることに疲れた
・さまざまな受講生と接することがストレスになった
・刺激が少ないから民間企業でスキルを生かしたい
・教えることが嫌になった

あくまでも一例ですので全員は当てはまりません。

職業訓練指導員の免許を取得して仕事につくからには、上記のような問題が起こり得ることは想定し、対処策を準備しておくとよいでしょう。