職業訓練指導員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

職業訓練指導員に向いている性格・適性

人の役に立ちたい人

職業訓練指導員はある職種につきたい人に対し、自分の持つ専門的な技術や知識を教えるのが役割です。

教えたことは就職後に役立ちますし、就職先の企業をはじめ地域のためにもなります。

社会的に貢献度の高い職業ともいえますし、人の役に立ちたいと考えている人に向いているでしょう。

向上心のある人

担当分野に関して、実際の現場で役に立つ技術や知識を教える責任が職業訓練指導員にはあります。

訓練内容は時代の流れやニーズに合わせた内容にしなければならず、自分自身も常に知識と技術を追い求め、習得する必要があります。

また指導の仕方を受講生に合わせて考え、訓練内容の改善も継続的に行わなければいけません。

技術者としてはもちろん、指導者としても向上心を持たなければ続けるのが困難でしょう。

喜びを共有できる人

自分が指導したことを吸収し、受講生が成長していく様子に喜びを感じる職業訓練指導員は多いようです。

職業訓練指導員は教えるだけでなく、就職相談を受けたり、キャリアに関するアドバイスをしたり、一人ひとりに寄り添った指導も求められます。

受講生の就職が決まり、自分たちの指導が報われたと感じられる人は向いています。

職業訓練指導員になるには? 求人の状況は?

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職業訓練指導員に必要なスキル・能力

教える能力

職業訓練指導員は、高い技術力や豊富な知識だけあれば良いというわけではありません。

優秀な指導力も問われます。

受講する人は年齢も職業経験も理解力もさまざまです。

訓練内容の見直し、分かりやすい表現、教える順番など、分かりやすく教える能力が求められます。

コミュニケーション力

さまざまな経歴と年代の人が受講するため、コミュニケーション力は大事です。

技能習得過程での問題点も多様なため、受講生と問題解決の方法を話し合う必要があります。

また就職相談も職業訓練指導員の役割です。

希望条件を聞き出し就職支援を行うほか、時には本人の適正を見極め、ちがうアプローチで就職先のアドバイスしたりなど、高いコミュニケーションスキルが必要です。

改善力

訓練内容は技術トレンドや企業ニーズに合わせて、常に改善をくり返さなければいけません。

受講生からのアンケートをもとに分かりにくい点は手直し、実践後に検証を行い、さらに改善していくという、いわゆるPDCAサイクルをまわしていきます。

必要に応じて改善しなければ生きた訓練にならないで、改善能力を持つことも大事です。

職業訓練指導員に向いていないのはどんな人?

教えるのが職務である職業訓練指導員ですので、当然ながら教えることが嫌いな人は向いていません。

紹介したタイプとは逆の考えの人も向いていないでしょう。

・自分のためだけに技術や知識を生かしたい
・自分に必要なことだけ技術を高めたい
・コミュニケーションスキルに自信がない
・自分で考えたことをひんぱんに改善するのは面倒

しかし、コミュニケーションスキルは個人差があるため、不得意だからといって職業訓練指導員に向いていないとはいえません。

現場で経験をつみ、多くの受講生と関わることで徐々に慣れていくと考えられます。

本気で職業訓練指導員になりたいのであれば、自分の短所を分析して改善していく道を探るとよいでしょう。