【2023年版】職業訓練指導員試験の難易度・合格率

職業訓練指導員試験とは

職業訓練指導員試験は職業訓練指導員として働く際に必要な免許を取得するための試験です。

免許は約120種類あり、当然試験も免許区分ごとに行われます。

試験に合格すれば都道府県に申請を行い、職業訓練指導員免許を交付してもらえます。

ここでは職業訓練指導員試験を経て免許を取得する方法に注目して紹介していますが、職業訓練指導員免許を取得するルートは複数あります。

ほかの方法で免許を取得する方法は「職業訓練指導員免許のメリット・取得方法」を確認してください。

職業訓練指導員になるには? 求人の状況は?

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職業訓練指導員試験の受験資格

職業訓練指導員試験の受験資格は学歴や実務経験年数、保有資格などによって細かく定められています。

1.「技能検定」の2級合格者
職業訓練指導員の免許職種に対応している「技能検定」2級に合格している人。

2.免許職種に関わる実務を1年以上経験している人
学歴によって必要な実務経験年数が以下のように変わります。

・大学卒業:1年
・高等専門学校卒業:2年
・短期大学卒業:2年
・職業課程の高等学校卒業:3年
※ここまで免許職種に関する学科修了が条件
・高等学校または中等教育学校卒業:5年
・中学校卒業:8年

大きく分けると以上の2つが挙げられますが、詳しくは試験を実施する各都道府県に問い合わた方がよいでしょう。

参考:宮城県 職業能力開発促進法による受験資格及び免除範囲(外部リンク)

職業訓練指導員試験の難易度・勉強時間

職業訓練指導員試験は都道府県ごとに行われています。

免許ごと、または都道府県ごとの合格率は正式に発表されていないため、職業訓練指導員試験全体として難易度はわかりません。

しかし職業訓練指導員試験の結果を公表している都道府県もあります。

例えば福島県の場合、2018年度は22職種の試験が行われています。

受験者数58人に対し、合格者は55人となっており、合格率は94.8%という結果でした。

結果だけを見ると、合格率は高い方だといえるでしょう。

ただし、必要な勉強時間は個人によって差が出るため断言はできません。

都道府県によっては過去問題を公開していますし、一般財団法人職業訓練教材研究会では教材を取り扱っています。

合格率を見る限り、そうした教材を活用してしっかり対策を取っていれば合格する確率は高いといえます。

参考:福島県 職業訓練指導員免許交付状況/職業訓練指導員試験実施状況

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職業訓練指導員試験の合格率

全体の合格率は発表されていませんが、福島県の2018年度の合格率は94.8%でした。

合格率としては高いですが、注意が必要なのは「合格=職業訓練指導員として働ける」ではありません。

この合格率はあくまでも免許に関してのみで、職業訓練指導員として働くには都道府県などで行われる採用試験に合格する必要があります。

加えて、募集人数が少ない上に、自分が専門とする免許の指導員が募集されているわけではありません。

免許を取得したあとは企業などで働き、転職の機会をうかがっている志望者が多いようです。