視能訓練士の働き方と雇用形態の種類

視能訓練士の雇用形態

男女合わせた勤務形態

「視能訓練士実態調査報告書2015年」によると、2015年の視能訓練士の勤務形態についての調査結果では、「正規職員」として働いている人の割合は視能訓練士全体の約75%となっています。

一方で「非常勤職員」として働いている視能訓練士の割合は全体の約16%、「契約職員」として働いている人は3.5%という結果になっています。

この数値は2000年の調査以降、大きく推移していません。

参考:日本視能訓練士協会 視能訓練士業務と生産性

男女別の勤務形態

視能訓練士の勤務形態の調査を男女別に行った結果、その割合は大きく変動しています。

男性の正規職員の割合は約90%と極めて高い割合であり、一方で非常勤職員として働いている人の割合はわずか3.7%でした。

女性の場合は正規職員の割合が約73%と男性と比較して低めであり、一方で非常勤職員の割合は18%と男性の4倍の割合となっています。

なお、視能訓練士の男女比は女性の方が圧倒的に多く、85%以上の人が女性という結果になっていますが、男性の割合は年々増加傾向にあります。

正社員の視能訓練士

視能訓練士は国公立の病院や私立病院の眼科、および眼科診療所に正規職員として就職して勤務する形態が一般的です。

非正規雇用と比較して安定した働き方ができるため、長きにわたって視能訓練士として働き続けたい人にとってメリットが大きいです。

正規職員のメリットとして「収入が多そう」というイメージがありますが、視能訓練士の場合はそこまで期待することはできません。

医療従事者の収入は多いというイメージがありますが、視能訓練士の場合はそこまで多くの収入を得られる仕事ではなく、勤務先により異なりますが平均すると350万円~450万円ほどになります。

残業や夜勤によって収入を増やすことが難しい仕事でもありますので、視能訓練士への就職・転職をお考えの場合には収入の点について十分に考慮しておく必要があります。

非正規職員の視能訓練士

この仕事はもともと女性の国家資格取得者が多いという特徴があり、結婚や出産といったライフイベントにも対応しやすい職業でもあります。

実際に育児中や育児が一段落した女性が、時短勤務やパート・アルバイトなどの雇用形態で働くケースも比較的多いようです。

視能訓練士実態調査報告書2015年によれば、非正規職員として働いている理由として「家庭の都合で正規職員は困難」という理由が4割ほどを占めていますが、一方で「本当は常勤になりたいがポストがない」という理由が2割ほど存在しています。

勤務形態としては「週2~3日の非常勤」「週30~40時間の雇用」が特に多く見られます。

なお、どのような雇用形態であっても、医師のように当直や救急対応をすることはほとんどありません。