視能訓練士に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
視能訓練士に向いている性格・適性
正確に作業できる人
視能訓練士の仕事は、高度な「正確性」が求められます。
適切な眼科医療を提供するためには、数ある検診をすべて適正にこなす必要があり、作業における正確さを重視できる性格であることは視能訓練士に求められる最低限の能力であるといえます。
他人の悩みに寄り添い、一緒に解決を目指せる人
視能訓練士が関わる患者さんは、目の見え方に不自由を抱えて不安に感じている人が多いです。
そんな人の悩みに寄り添い、悩みの解決法や目指すゴールを共有し、患者さんと一緒になって頑張れる性格の人は視能訓練士に向いているといえます。
根気よく訓練を続けられる人
視能訓練士が行う訓練は、ときになかなか具体的な成果が表れないこともあります。
その際、第一に不安に感じているのは患者さん本人です。
もし、そんな折に視能訓練士がイライラを表出させてしまえば患者さんは不安や不信感を募らせてしまいますから、根気よく訓練を継続できる性格の人が向いているといえます。
子どもと接するのが好きな人
視能訓練士に限らず、医療関係者はときに子どもの患者さんと接する機会も多いです。
子どもに寄り添って一緒に目の見え方を改善していくためには、子どもと接することが好きな人であれば適性があるといえます。
子育て経験があれば、子どもの患者さんとの接し方にもプラスに作用する可能性が高いです。
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視能訓練士に必要なスキル・能力
コミュニケーション能力
視能訓練士は、患者さんだけでなく眼科医や眼科看護師など、さまざまな人と接する機会があります。
患者さんの悩みを共有し、医療関係者と連携して適切な医療を提供して目の見え方の悩みを改善するためには、彼らとのコミュニケーションを密に行う必要があります。
コミュニケーション能力は視能訓練士固有のスキルではありませんが、多くの人と関わる仕事の1つとしてコミュニケーション能力は必要であるといえます。
勉強が苦にならない
視能訓練士に限らず、医療関係者は「院内研修」や「外部の勉強会」に参加し、最新の医療技術に関する技能や知識を身につけなければなりません。
診療時間後や休日の時間を勉強に充てなければなりませんので、勉強が好きであることは視能訓練士をはじめとして医療関係者になるための適性スキルを有しているといえるでしょう。
高い集中力
前述のとおり、視能訓練士には正確に作業することが求められます。
医療機関によっては患者数が多く、そこに勤務する視能訓練士の仕事量も多くなります。
多くの患者さんの検査や訓練を正確にこなすためには、高い集中力を有していることが求められるのです。
視能訓練士に向いていないのはどんな人?
人とのコミュニケーションが苦手な人
前述のとおり、視能訓練士は患者さんや医療関係者とのコミュニケーションが必要不可欠です。
院内研修や勉強会では、同僚や外部の人とも情報交換・共有する必要がありますが、人とのコミュニケーションが苦手だとこれが十分に機能しません。
人と接する機会の多い仕事ですから、人と接するのが苦手な人には向いていないのです。
地道な作業が苦手な人
視能訓練士の仕事は、決して華やかなものではありません。
実施する検査や訓練の成果もなかなか現れないことがあり、人によっては地味な仕事であると感じてしまうかもしれません。
しかし、視能訓練士の仕事は目の不自由さを訴える患者さんの生活の質を改善するためにはなくてはならない仕事の1つです。
地味な仕事を苦に感じてしまうのであれば、視能訓練士は向いていないかもしれません。