【2023年版】視能訓練士国家試験の難易度・合格率

視能訓練士資格とは

視能訓練士は「国家資格」の1つであり、他の医療系の資格と同様に厚生労働省が管轄しています。

視能訓練士の資格は年1回、2月下旬に行われる国家試験を受けることで取得できますが、この資格にはいわゆる「有効期限」がないので、一度合格したら一生にわたって視能訓練士を名乗ることができるのです。

高齢者や未就学児の眼科受診が増えたことをはじめとし、複雑化しつつある眼科医療現場で国家資格に裏付けられた知識や技能が評価されはじめています。

視能訓練士になるには・どんな資格が必要?

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視能訓練士の受験資格

視能訓練士の受験資格は主に下記3つとなります。

(1)視能訓練士養成所を卒業
高校卒業後、指定された視能訓練士養成施設で3年以上必要な知識や技術を修得する

(2)短大卒以上で、視能訓練士養成所(1年以上)に修業
大学や短大、または看護師保育士の養成機関で指定科目を履修したのち、指定の視能訓練士養成施設で1年以上必要な知識や技術を修得する

(3)外国の視能訓練士の学校を卒業
外国の視能訓練士の学校を卒業した者、または外国で視能訓練士の免許に相当する免許を受けた者で、日本の養成学校で学んだのと同等の技術があると厚生労働大臣が認定した者

出典:公益社団法人日本視能訓練士協会 視能訓練士になるには

視能訓練士の難易度・勉強時間

視能訓練士の国家資格の受験資格は「実務経験の長さ」によるものではなく、「指定の視能訓練士養成所の課程を修了している」ことが条件となります。

国家資格であるため、決して容易というわけではありませんが、試験問題の内容は基本的にすべて視能訓練士の養成施設で学習するため、在学中きちんと授業を受けていれば合格できるでしょう。

なお、直近の視能訓練士の国家試験の合格率は8割以上、令和4年度の試験では89.3%という極めて高い合格率となっています。

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視能訓練士国家試験の受験者数・合格率

視能訓練士国家試験受験者数の推移

視能訓練士国家試験の受験者数は900人前後を推移しております。令和4年度は943人となりました。

視能訓練士国家試験受験者数_令4

視能訓練士国家試験合格率の推移

視能訓練士国家試験の合格率は、比較的高い数字となっています。平成24年度は一時的に落ちたものの年々上昇しており、令和4年度は89.3%となりました。

視能訓練士国家試験合格率_令4

令和4年度 視能訓練士国家試験の概要

試験日 令和5年2月16日(木曜日)
試験地 東京都及び大阪府
受験資格 文部科学大臣が指定した学校又は都道府県知事が指定した視能訓練士養成所において、3年以上、視能訓練士として必要な知識及び技能を修得したもの(令和5年3月15日(水曜日)までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、令和4年12月14日(水曜日)から令和5年1月4日(水曜日)までに視能訓練士国家試験運営本部事務所及び各地の視能訓練士国家試験臨時事務所に提出すること。
試験科目 基礎医学大要、基礎視能矯正学、視能検査学、視能障害学及び視能訓練学
合格率 89.3%(令和4年度)
合格発表 令和5年3月23日(木曜日)午後2時に厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページにその受験地及び受験番号を掲載して発表
受験料 15,800円
詳細情報 厚生労働省 視能訓練士国家試験