鍼灸師資格はスポーツトレーナーになるのに有利?
本記事では、スポーツ分野における鍼灸師の活躍や鍼灸師の資格を得てスポーツ分野で働く方法などを紹介します。
スポーツの世界で活躍する鍼灸師
鍼灸というと、一般の人が肩こりや腰痛などの改善を目的に、街の治療院へ通うというイメージがあるかもしれません。
しかし、近年スポーツの世界でも鍼灸が取り入れられ注目を集めています。
スポーツ選手やアスリートがコンディション調整やリハビリテーション、疲労回復などのために鍼灸師の施術を受けることも珍しくありません。
なかには、はじめからスポーツ分野で活躍する鍼灸師になることを目指して、「はり師」「きゅう師」の国家資格取得に向けた勉強をしている人もいるようです。
20代で正社員への就職・転職
スポーツ分野での鍼灸師の活躍
- プロ野球やJリーグなどのスポーツチーム
- サッカーのJリーグやバスケットボールのbリーグ
- 企業が抱えるさまざまな競技チーム
- 全国のクラブチーム
- 大学、高校などのチーム
スポーツ分野で活躍する鍼灸師は、プロスポーツチームや社会人スポーツチームなどの専属トレーナーになったり、フリーランスのスポーツトレーナーになったりする人が多いようです。
また、スポーツ現場へのトレーナーの派遣サービスを手掛ける治療院に勤務する人もいます。
まだ新しい職業のため、求人はそこまで多くないものの、スポーツ界からは確実に需要のある仕事です。
ちなみに「スポーツトレーナー」として仕事をする人の多くは、「はり師」「きゅう師」や「柔道整復師」および「アスレティックトレーナー」の資格を持っていることが多いのが特徴です。
このように複数の資格を所持していると、さまざまな角度から選手の体づくりやケアに携わることができるほか、選手やアスリートから信頼を得やすいでしょう。
スポーツ分野で活躍する鍼灸師になるには
スポーツ分野に強い学校へ進学する
鍼灸師としてスポーツ分野で活躍したい場合も、一般の鍼灸師と同様、「はり師」「きゅう師」の国家資格を取得しなくてはなりません。
したがって、認定の養成施設で学び、養成課程を修了して国家試験を受験します。
はじめからスポーツ分野での活躍を考えている場合、スポーツに特化したカリキュラムが組まれている専門学校を選ぶとよいでしょう。
養成施設のなかには、鍼灸師の養成課程でありながらスポーツトレーナーになることを目指したカリキュラムが用意されている学校もあるため、そうした学校で専門知識を学ぶのがおすすめです。
実績と人脈が大切
ただし、国家資格を取得したからといってすぐにスポーツ界で鍼灸師として働くことは難しいのが現状です。
スポーツ分野で働く鍼灸師の公募も、ほとんどないと考えていいでしょう。
採用は、鍼灸師としての実績と人脈が大きなポイントです。
そのため、いったん鍼灸院などに就職してそれぞれの施設で勤務する人が大半です。
患者さんとして訪れるスポーツ選手への施術をしたり、大学や高校などへ派遣されたりして、鍼灸師として経験を積む一方、人脈やコネクションを作りスポーツ界へ入るのが最も一般的なルートです。
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鍼灸師資格はスポーツトレーナーになるのに有利? のまとめ
近年、スポーツの世界でも鍼灸が取り入れられ、スポーツ選手やアスリートがコンディション調整やリハビリテーション、疲労回復などのために鍼灸師の施術を受けることも珍しくありません。
スポーツ分野で活躍する鍼灸師は、プロスポーツチームや社会人スポーツチームなどの専属トレーナーになったり、フリーランスのスポーツトレーナーになったりする人が多いようです。
これから学ぶのであれば、はじめからスポーツ分野での活躍を考えている場合はスポーツに特化したカリキュラムが組まれている専門学校を選ぶとよいでしょう。
いきなりスポーツトレーナーとして活躍するのは難しいため、まずは一般的な鍼灸院などに就職して経験を積み、人脈やコネクションを作りスポーツ界を目指しましょう。