裁判所事務官の一日・生活スタイル
裁判所事務官の業務スケジュール
裁判所事務官は、裁判所内の部署ごとに分かれてさまざまな仕事をしています。
裁判所での仕事というと、1日中会話もなく淡々と作業をこなしているというイメージがあるかもしれません。
しかし、実際にはいろいろな仕事内容があり、チームを組んで企画を作り上げるようなこともおこなっているのです。
裁判所事務官が配属される職場は、「裁判部門」と「司法行政部門(事務局)」の大きく二つに分かれます。
それぞれの部署ごとで、裁判所事務官が担当する仕事内容には大きな違いがあります。
裁判部門で働く裁判所事務官の1日
まずは「裁判部門」で働く裁判所事務官の1日をご紹介します。
裁判部門は、「裁判所で働いている」という一般的なイメージに近い職場だといえるでしょう。
裁判部門で働く裁判所事務官の1日は、開廷前の法廷のドアを開けることから始まります。
その後、実際に裁判がおこなわれている横でさまざまなサポートをすることもあります。
とくに自分が担当する裁判の開廷前は、当事者の出頭確認や各種手続き・案内などで最も忙しくなるようです。
司法行政部門(事務局)で働く裁判所事務官の1日
続いて「司法行政部門(事務局)」で働く裁判所事務官の1日をご紹介します。
司法行政部門に配属の場合には、その仕事内容は部署ごとで大きく異なります。
たとえば人事課で働く場合であれば、職員の給与事務や研修に関する業務が中心となるでしょう。
総務課で働く場合であれば、物品調達をおこなったり、各種トラブルの発生時に迅速な対応が求められることもあります。
このように、司法行政部門で働く裁判所事務官の場合はデスクワークが中心となり、基本的には一般企業の事務職に近いイメージといえるでしょう。
ただし、法律に関する職業であることから、六法を片手にいろいろな法律や規則について調べながら仕事を進めることも多いようです。