労働基準監督官のやりがい・楽しさ・魅力
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労働基準監督官のやりがい・楽しさ
働きやすい労働環境を守る
労働基準監督官の仕事は、長時間労働や賃金未払い、事業場の安全確保など弱い立場に陥りがちな労働者に代わり、持っている権限を行使して労働者の権利を守り、事業主に改善させる役割があります。
残念なことに長時間労働が原因での過労死、危険な現場が原因となる作業中の事故など、時折報道などで耳にするのが現状です。
そのような職場を改善させ、苦しんでいる労働者を助けることはもちろん、結果的に家族を含めたすべての人たちのために役立てるため、やりがいは非常に大きいでしょう。
事業主の役にも立てる
労働者を助けるために労働基準監督官が存在してるのは確かですが、事業主にとっても存在価値があるといえます。
悪意がなく法令違反をしてします例もあり、そういった事業主には適切な指導を行うほか、相談窓口を設け支援を行います。
事業主が職場環境を整え、労働者の安全や権利を守ることは社会的な信用や評価を上げることにもつながるため、事業主と労働者の双方にとって良い影響をもたらし成果が表れた時は、労働基準監督官としても力を尽くしてよかったと思える瞬間です。
実害に対して役に立つことができる
労働基準監督官が行う業務の一つに労働災害補償があります。
実際に労働災害に遭われた人や遺族に対して補償を行う業務ですが、収入の面での不安を少しでも取り除くため、迅速な対応が求めらます。
同時に、なぜ労働災害が発生してしまったかを明らかにするため、現場検証や関係者へのヒアリングなども行い、事業主への指導を行います。
困っている労働者のため、二度と同じ災害を起こさないよう尽力することに使命感をもつことができます。
労働基準監督官の魅力
労働に関する法令のプロになれる
労働基準監督官は労働関連法令を熟知していなければいけません。
採用後、第一線で実務を経験することで高度な専門知識を習得するとともに、さまざまな問題に対して解決する能力が身に付くほか、若手であっても重要案件を任されることもあり、成長する機会が多いのも魅力のようです。
また専門知識を生かして社会保険労務士にキャリアチェンジする道もあります。
実務経験が一定期間以上あれば社会保険労務士の国家試験科目が一部免除されるメリットがあり、資格を取得して独立する人もいます。
いずれの場合も労働関連法令を扱うプロとして事業主や労働者のために活躍できるのも魅力です。
将来に対する不安が少ない
労働基準監督官は国家公務員ですので、安心して働く環境が整っているのも魅力です。
昨今は国家公務員の人員や人件費削減などに関する議案が国会で取り上げられるなど、多少風向きが変わっているものの、まだまだ安定した職業の代表格です。
出産・育児をはじめとした休暇制度や残業時間、給与規定など国家公務員法でしっかりと定められていますし、民間企業のように業績に左右されることもありませんのでライフプランも立てやすく、自分次第でずっと仕事を続けられるため将来的な不安も少ないです。