マンション管理人の1日のスケジュール・生活スタイル
マンション管理人の業務スケジュール
マンション管理人の仕事は、大きく分けて「受付」「点検」「立会」「清掃」「報告」の5つの業務があります。
このなかであらかじめスケジュールが決まっているのは、外部業者とのアポイントに基づいて行われる「立会」のみです。
それ以外の仕事については、おおまかに時間配分は定まっているものの、かなり流動的です。
たとえば清掃作業の合間に共用廊下の非常灯チェックを行う、1日の業務がひと段落した後に報告書を作成するといったように、作業するタイミングは各管理人の判断にゆだねられます。
1日のスケジュールはかなり自由がききますが、急に住民がやって来て長時間その対応に追われるといったことも頻繁にあり、臨機応変さが求められる仕事といえるでしょう。
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日勤で働くマンション管理人の1日
自宅から担当物件に通勤する場合、そのスケジュールはひとつの物件のみを管理する常駐型と、複数の物件を管理する巡回型によって多少異なります。
ただ、勤務スタイルとしては、いずれも朝から夕方まで働く「日勤」です。
常駐型の場合は、朝から夕方までひとつの物件にとどまり、上述した5つを中心に、さまざまな業務をこなします。
巡回型の場合は、たとえば午前中で1物件、午後から2物件といったように、ひとつのマンションに2時間~3時間ほど滞在し、点検業務、立会業務など、契約で定められた一部の業務のみをこなします。
通い形式の場合、所属するマンション管理会社のオフィスには出勤せず、管理物件に直接出勤・退勤する「直行直帰」となるケースがほとんどです。
住み込みで働くマンション管理人の1日
マンションによっては、管理人がマンション内の一室に入居して管理にあたる「住み込み」となっているところもあります。
その場合も、基本的な勤務スケジュールは日勤の場合と変わりなく、勤務時間や勤務曜日などもきちんと決まっており、そのなかで作業をこなします。
しかし実際は、マンション入居者は勤務時間内外に関係なくいつでもやってきますし、トラブルが発生すれば早朝でも夜中でも対応しなければなりません。
住み込み形式で働くマンション管理人のスケジュールはかなり曖昧であり、24時間すべて勤務時間といっても過言ではないかもしれません。