広告宣伝の社内での位置づけ、役割
消費者と企業のかけはし
どんなにいい商品ができあがっても、消費者に知ってもらえなければ、その価値は無駄になってしまいます。広告宣伝は企業と消費者を繋ぐ、いわば会社の顔なのです。
その一環として広告宣伝部門は、企画・開発部門と頻繁に打ち合わせを行い、消費者目線でのアドバイスをすることが多いようです。
企画・開発部門でももちろん新商品開発にあたってマーケティングは行うのですが、広告宣伝部門は企業イメージやブランドイメージといった、総合的なイメージ戦略についてマーケティングを行い、新商品についてのアドバイスをします。
広告宣伝部門での社内での印象は?
社外のさまざまな関係者と仕事することが多く、外出も多い仕事なので、何かと華やかな印象があるのが広告宣伝の仕事。
その印象は間違ってはいないのですが、常にスケジュールが詰まっており、フットワーク軽く動き回る必要のある忙しい部門でもあります。
「何となく華やかだから」「格好いいから」といった軽い気持ちで異動希望を出し配属されてから、想像よりも大変だった、と後悔することになるかもしれません。
また、会社のイメージを決定付ける部門でもあるので、他部門の従業員からの注意を引きやすいようです。他部門の従業員から自社広告についての感想をもらったり、自社広告にまつわるエピソードを聞かされたり、という体験も多いとのことです。
広告宣伝部門の目標
広告宣伝部門の小目標は、自社商品のブランディングを行い、商品の売上げに繋げることです。
また、話題になる広告を制作することで、商品や自社の認知度アップに貢献します。
大目標は、営業、企画・開発、経営など社内の各種部門の意向をまとめ、会社全体のイメージの方向性を提案していくことです。
関係者全員の意見が一致することはまれでしょうから、広告宣伝部門が自社についての明確なビジョンを持っておくことが重要です。
言うならば、広告宣伝は社運を握るリーダーシップの役割を果たしているのです。