建設コンサルタントの給料、年収

給料水準は高めの傾向

建設コンサルタントは建設業ではなくてサービス業として位置づけられていますが、土木や建築に関する幅広い知識と技術が必要とされる専門性の高い職業です。

業界全体として給与水準は高くなる傾向にあります。

技術士の平均年収統計

それでは、建設コンサルタントの給料について具体的に見てみましょう。

厚生労働省の賃金に関する調査では、建設コンサルタントとして勤務することが多い「技術士」の給料の統計がまとめられています。

平成28年賃金構造基本統計調査によると、「技術士」の平均年収は、43.8歳でおよそ591万円となっています。

企業の規模によって異なりますが、大手のコンサルタント企業ほど収入が高くなります。

・平均年齢:43.8歳
・勤続年数:14.4年
・労働時間:164時間/月
・超過労働:17時間/月
・月額給与:397,900円
・年間賞与:113,6500円
・平均年収:5,911,300円

出所:厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算しています。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

キャリアを積むほど給料アップ

建設コンサルタント企業で技術士として働く人の多くは、高等専門学校や理系の大学で専門知識を得てから就職をします。

そして実際の業務に携わりながら7年以上の実務経験を積み、技術士の国家試験に合格することで資格の取得をすることができます。

簡単には手にすることができない資格であるだけに、技術士となった時点で手当てがつく企業も多いようです。

さらに「トンネル」「道路」「下水道」など専門分野でのスペシャリストとしての実績を積むことで昇格や昇給することがあります。

転職の盛んな業界でもあるので、自分の実力次第では高収入をめざすことができるのが魅力です。